経営者が心を育むべき、たった一つの理由
いきなりですが、あなたはこう質問されたらなんと答えますか?
「経営にもっとも大切なことは何だと思いますか?」
よくあるアンサーとしては「ビジョン」とか「決断力」といったところでしょうか。
MVVも決断力も、統率力も時代の流れを読む力も、とにかくすべて大切なのは間違いありません。
ただ、もしボクがこの質問をされたら、こう答えます。
「経営者の強い心」
経営者こそスキルより心を育むべき理由
ボクの考える強い心を説明する前に、心の機能についてのボクの考えをお伝えしておきます。
ボクにとって、心は現実を生み出す源のようなものです。
つまりボクは「現実とは、心を映し出す鏡」だと考えています。
だから、何よりも心が大切です。
自分の心がどのような想いで占拠されているのか、経営者は自ら知ろうとする意欲が大切です。
そして、現実を目の当たりにしたとき、「私の心が生み出した」と認め、その想いに「責任を負う」姿勢をとれるのが強い心です。
弱い心の特徴
弱い心にはたった一つの特徴があります。
それは「責める」という特徴です。この特徴は大きく分けて、2つのパターンに分類されます。
まずは、問題を他人に押し付け、他人を責めるパターン。
もう一つは、問題を抱え込み、自分を責めるパターン。
どちらにしろ、自分であろうが他人であろうが「責める」という点では同じ過ちを犯しています。
このように心の重要性をお伝えすると、決まって能力やスキルなど、計測できるものの方が重要だと言う人がいます。
ボクはそのような計測できるものが無駄だと言っているわけではありません。ただ、スキルや能力の土台には心があって、共に磨かれていくものだと思います。
人間の心をもたず、優秀さを極めたいならAIのほうがあらゆる面で、無駄が少ないように感じます。
心の強さ、つまり「自分の心」という、目には見えない抽象的なもの。
想念と言い換えてもいいかもしれません。
「想念に責任をとる」という意欲のある心がないと、本当の意味で持続的で豊かな経営はできない時代になりつつあります。
まとめ
自分を責めたり、他人を責める。それらが行動して表現されるその奥には、必ず心があります。
そして、自分や他人をまったく責めない人は、ほとんどいません。
だからこそ、経営者は「自分の心を見つめる力」を育まなくてはいけない。それがトップに立つ人の責任ではないでしょうか?
自分の心に向き合い、本当に豊かな経営を実現していきたい。
そんな想いのある経営者をサポートしています。なにか心にモヤモヤを抱えていたり、チームマネジメントについて課題を感じている方は、ぜひご相談ください。