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あなたの組織(チーム)はいまどこに向かっていますか?

リーダーシップ・プログラムのお問い合わせをいただいた時に、ボクが必ずする質問。(お問い合わせをくれるのは、経営者か幹部などのビジネスリーダー)


「あなたの組織(チーム)はいまどこに向かっていますか?」

このとき答えは3パターンに分けられます。

①具体的なビジョンを語ってくれる
②「向かう先が明確ではない」と、正直に語ってくれる
③誰が聞いても当たり障りのないなんとなくの返答をしてくれる


当たり障りのない返答が危険な理由

①・②は問題ありません。

ビジョンが明確なら、リーダーシップ・プログラムがビジョン実現のために、どのようにお役に立てるかを説明させてもらえます。

組織の目指すべき方向が決まっていないのも問題ありません。私が時間をかけて質問し、一緒にビジョンを言語化していくことができます。

問題は③!!

なぜなら、思っていないことを口にしているから。思っていないことは実現しようがありません。

組織というのは、トップの「想い」がカタチになるもの。つまりはトップの想いを映し出す鏡が「組織」なのです。

これは事業規模に関係ありません。また、事業部やプロジェクトのために組まれたチームでも同じです。


組織の方向性は、まずは一人の心の中に灯された想いからスタートします。

ちなみに③の答え方をする人は必ずと言っていいほど、「部下からの突き上げ」に苦しんでいます。(あくまでも私の経験則ですが)


組織の方向性を決めるための「自己との対話」

会社(チーム)の方向性を決めかねていることをまるで「恥じ」のように感じている方にお伝えしたいこと。

それは、「まずはそのまま『決めかねている』と受け入れちゃいましょう」ということ。

仕事をしていれば、どんどんアイデアが浮かびビジョンが明確になってくる時もあれば、思考停止状態の日々を過ごしてしまうことくらい、誰にでもあるのです。

ただし、思考停止状態になっているときに、「なんとなくそれっぽい」ことを話すのは自分自身を貶める行為です。そんなことをしてしまうと、いつまで経っても浮上できません。


ここにビジョンを観るためのヒントを3つ提示しておきます。

A.自分が抱えている不平不満に耳を傾ける

自分が「嫌だな」と思っていることは、自分の理想を教えてくれるシグナルです。自分の不平不満に耳を傾けることによって、自分の創造したい未来が見えてきます。

B.インプット量を増やす

自分の中に「あれは素敵だ」と感じられる情報が入っていないと、イメージが湧いてきません。インプット量が足りていないと、心が動かないので「こんな未来を創りたい!」という意欲が出ないのです。

C.自分・両親・祖父母の人生を見つめる

人生(過去)を見つめることで、未来に何を成し遂げたいのか?が見えてきます。※この話をすると、3時間くらいのセミナーになってしまうので割愛します。

A〜Cを参考に、ぜひ自分自身に「どんな組織にしていきたいのか?」と質問してみてください。

「人に聞いてもらえれば答えられるけど、自問自答は得意じゃないんだよなぁ」と感じる方はお問い合わせください。


まとめ

「無いものはない!」

そう認めてしまうと、とても心が楽になります。

心が楽になってはじめて、組織の方向性についていろいろと考えられるようになります。なぜ心が楽になっているといいのか?

それは「組織の方向性」に絶対の正解なんて一つも無いからです。

必要なのはリーダーの純粋な想いだけです。その想いを実現するために、頭を使って思考する必要はあります。しかし、想いがあいてこないののに考えても意味がありません。

ぜひ、心を楽にして組織の未来に想いを馳せてみてください。


最後までお読みいただきありがとうございます。


リーダーシッププログラムは、この書籍に書かれているような会社にしていきたい方に行われる経営者・幹部研修です。とてもオススメの本なのでぜひご一読ください。


もうすぐ新刊でます。こちらもよろしくお願い致します🙌


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