共感社会からこそのジョハリの窓(第8の扉)
今日も キャリア開発24の扉の読書会でした。
今日のテーマは、ジョハリの窓 結構色んな場面で聞きますよね。
私のセミナーにも、時々でてくるジョハリの窓です。
■ジョハリの窓とは
自分と他者と分ける場合が多いのですが、
これは知らない第三者ではなく、相手がいて成り立つもの。
しかも、相手が変わるとそれぞれの窓の大きさも違うので、
ここではあえて相手と書こう。
自分が知っている自分と、知らない自分
相手が知っている自分と、知らない自分
の2×2の4つの窓に分けます。
そして、それぞれの部屋を
パブリック: 自分も他人も知っている 開かれた窓
プライベート: 自分だけが知っていて相手が知らない 隠された窓
ブラインド: 相手だけが知っていて、自分が知らない 閉ざされた窓
アンノウン: 相手も自分もよくわからない 知らない 未知の窓
と呼びます。
開かれた窓が大きいほど、コミュニケーションが取れ、一緒に安心して仕事ができる。
逆にアンノウンが大きければ大きいほど、何が起こるか自分も相手もわからない。いつキレたりするか、暴れだすか、などわからないと安心して仕事ができない。ということ。
もちろん、本当は、圧倒的にアンノウンが多いと思います。
私の食べた一昨日の晩ごはんなんて、自分も忘れているけど相手も知らないでしょうw
ってな冗談はおいておいて、
一緒に仕事をする上で、隠していることが多ければ多いほど信用できないし、安心できないよね。って話です。
もちろん、裸になって全てをさらけ出して、家族のことや飼っているペットのこと、好きな人や嫌いな人まで話せばいいってわけじゃないです。
ここはコミュニケーション、 自分の話すけど、相手からフィードバックをもらい、どこがどんなふうに気づいたかを対話していく必要もあるし、相手から見たジョハリの窓も重要だと気づくことが大切です。
少しづつ会話を通して、雑談を通して、仕事を通して、お互いにパブリック開かれた窓を広げていく必要があります。
そんな自分ってこんな感じと、広げることを「自己開示」とよび
相手から、反応をもらって自分で理解することを「フィードバック」と呼びます。
この行為を繰り返すことで、開かれた窓がもっと大きくなります。
繰り返すことが重要
■私のセミナーでのジョハリの窓 (ビジネス交配会)
ここで、私のセミナーを受けたことある人がいたら、ピンとくるはず。
そう、このジョハリ窓の図をメインで使っているワークは、「ビジネス交配会」です。
自己PRをしてもらって、フィードバックをもらう。2分発表1分フィードバックと時間を決めて。少人数で回す。
そして、知的資産の話をして、自己の棚卸しをした上で
もう一度自己PRをしてもらって、フィードバックをもらう。
基本は、これを2回行う。
実はこれ、ビジネス交配会の生みの親 中村伸一さんの手法を受け継いだもの、九州各県で少なくとも1回以上これを行ったあとに、
池元さんの組織の力を引き出すためのファシリテーション入門講座を受けて
ジョハリの窓の話を聞き、ピンときた次第です。
これまさにそのままじゃん。
ビジネス交配会とは、企業同士、ビジネス同士がパートナーを組み、コラボレーションでビジネスの種を見つけようというワークです。
企業の文化も、社長の性格も違う2つの会社が一緒に協業するためには、それこと開かれた窓を大きくしていないとうまくいくはずもありません。
相手企業に不具合を隠してたり、利益を隠していたりしては、信用できないですよね。
ということで、ビジネス交配会のセミナーでは、必ずこのジョハリの窓がでてきます。
実はそれだけではないんです。うちの本業は、中小企業のホームページやインターネットのお手伝いをすることこれこそまさに情報発信、会社からの自己開示なんです。さらに、お客様からの反応は、フィードバックなんです。
何をやっているかわからない会社には、仕事を頼めないですよね。
■読書会で気付いた今の時代だからこそのジョハリの窓
ということで、結構このジョハリの窓の話はすることが多いのですが、
昨日の読書会で更に気づいたことは、
高度経済成長期には、人口が増え、働き手も変わりがたくさんいる時代には、
組織づくりよりも、数字を上げることが優先されてきたように思う。
効率を上げるには、不要なものを排除して、損益を見る必要があった。
しかし、人口は停滞して減る方向になってきて、駒としての人は、ロボットやAIに取って代わるようになった。そうすると人間しかできない仕事も効率よりも共感を重視する時代に来たのではないでしょうか?
数字を追いかける組織から、共感で仕事をする時代になってきたんじゃないかなと。
そうするとますますこのジョハリの窓を意識することが大切ですね。
お前はわからんでもいいからこの仕事やっとけばなんとかなるっていう時代でもないですもんね。
ということで、ジョハリの窓でした。
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