社会課題を解決するには、雇用問題に手を入れよう。
自社の本業で社会課題を解決することはもちろんです。私の会社も 中小企業・個人事業主の皆様、特に地方の中小企業にIT化のお手伝いができればと考えています。企業が背伸びせずに大きなお金をかけずにIT化することで業務改善やスタッフの負担が減ったり、IT化するメリットは高いと思っています。そのお手伝いをクラウドのサービスであるすまっぽん!を提供しています。
ただ、イーハイブ一社でできることは限界があり、また、世の中全体で考えなきゃいけないこと活動しなきゃいけないことがあります。そうしないと世の中動きません。ということで、私が参加している 経営実践研究会の社会課題解決委員会で、話し合っています。
なので、私のビジネスには、全くなりませんが、「雇用されない働き方、雇用しない経営」を取り入れて世の中を回したほうが、経営者も、スタッフもそして地域の人もみんなハッピーになるのではないかと、考えています。
もともと、私が数年前から考えていたものを、皆さんの意見を聞いたり、この委員会に参加するようになって、まとめたものを紹介します。
雇用されない働き方 雇用しない経営
全体図なので、どこから見るかわからない方もいると思います。上にマスクを掛けて番号を振ってみました。
1.課題
2.解決策・考え方
3.理想像
4.衝突する法律等
5.実現のために必要なもの
6.目標:江戸時代
7.解決できること
8.ベーシックインカムと合わせてみる。
1.課題
解決したい問題は、
1.地域の人材不足
2.地方中小零細企業のIT化の遅れ
3.高齢者・障害者・介護中・子育て中の働く場所不足
1と3は、本当は矛盾しています。働く場所がない人がいる一方働いてくれる人がいない。これは、雇用というところに囚われ過ぎで、フルタイムで雇用を考えると、やれる人がいないとか、フルタイムでは働けないとかマッチングしたいのが原因ではないでしょうか?
2.解決策・考え方
会社や工場などの周りにいる、定年後の方、障害をお持ちの方、介護中の方、子育て中の方、など、フルタイムでは無理でも、週1~2なら働ける人は多いのではないでしょうか?また、本業がITの会社でなければ、ITがよく分かる人が毎日いる必要もなく、週1程度来てもらえればいいということもあると思います。 働く側に立てば、複数の会社に、週1ずつ行くことだってできるようになります
3.理想像
こんなイメージを持っています。手の届く範囲というのは、軽く自転車で回れる範囲、満員電車や車で長時間通う必要もないエリアで働くことで、町にお金が循環します。中小企業からスタッフへ、スタッフから街の商店街飲食店で使うことも増えるでしょう。街に出て、仕事をして、住んでいるエリア外で飲んで帰ったり、お金を使わなく漏れバケツ理論のように、町の外に流れるお金を止めることができます。また、スタッフ一人を中心に複数の会社のコラボも生まれるでしょう。そんなことも期待しています。
4.衝突する法律等
ただ、全てうまくいくわけではありません。現在の労働基準法や、下請法、お金を手数料がなく渡すためには、資金決済法などの問題もあります。また、ひとりひとりの納税の手続きも煩わしくなるでしょう。
特に労働基準法は、昭和22年にできたまた、工場で働く工員を元に作られた法律なのですが、今はこの法律があるので、柔軟な大砲がしづらくなっているのは確かです。ここは将来的には、変えていく動きもしなくてはいけないかと思っています。
5.実現のために必要なもの
では、今これを行うためには何が必要かというと、私はこれではないかと思います。
地域のコミュニティスペースであるコワーキングスペース、またそのエリアのコミュニケーションリーダーが必要です。
また、スタッフのこのような働き方をすすめるのが先か、経営者の考え方が先かということがニワトリ卵のように問題です。
6.目標:江戸時代
私の目標は、江戸時代の暮らしではと思っています。自然に任せて暮らしていく。午前中は、生きるため食料を獲得するためのライスワーク生業を。午後は、傍を楽にする傍楽 ボランティアや地域のことをライフワークとして活動していく。川の堤防を作ったり、町のお祭りの準備をしたりと。
また、夕方には、明日備(あすび→あそび)つまり明日に備えてリフレッシュをする。ということが一日通してできれば、休日などと言うことも考え方が変わるのではと思っています。
7.解決できること
こんな問題が解決できるのではないかと思っています。
高齢者、障害者等への働き場所の提供
定年問題・街の活性化
中小企業の活性化・IT化
お金の地域循環
8.ベーシックインカムと合わせてみる。
この活動に、ライスワークであるベーシックインカムをうまくつなげることで、さらに、雇用に対するブラック企業の問題だけでなく、少子化対策高齢化対策なども含めて下記のような問題も解決するのではと思っています。
・貧困者の救済
・企業の増加
・学習機会の増加
・行政のコスト削減
・地方創生活性化
・犯罪の減少
・少子化対策
で、考えているだけで、平井は何をしているんだと言われそうですが、私は、5の気づきをみんなが実感できるように、5月から経営者でありながら、個人事業主になり、「平井良明貸し出します」をはじめました。複数の会社に関わることで自分の会社の私への依存を開放し、権限もいずれ手放して自然に会社のクラウドサービスが回るようになると、いいなと思っています。
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