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「こんねくとラジオ」第11回:落語会と日本文化の魅力

こんにちは、平井です。「こんねくとラジオ」第11回をお聞きいただき、ありがとうございます。今回は、日本の落語文化とその魅力について話し合いました。

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落語会が新宮CoCoスクエアで開催!

今週、新宮CoCoスクエアで落語会が開催され、大きな話題となりました。30名以上の方が参加され、落語の魅力を存分に楽しみました。

特に話題を呼んだのは、参加者層の変化です。これまでのイベントでは女性の参加者が多かったのに対し、落語会では年配の男性の参加者が多く見られたのが印象的でした。

また、落語の大きな特徴の一つとして「高座(こうざ)」の高さが挙げられます。観客から見やすくするために、約80〜90cmの高さの台の上で演じられました。これにより、前の人の頭で視界が遮られることなく、全員が落語を楽しむことができました。


落語は音だけじゃなく動きが大事

落語といえば音声だけのイメージが強いかもしれませんが、実際には演者の動作や身ぶり手ぶりも重要な要素です。例えば、扇子(せんす)を箸に見立ててそばを食べる仕草をしたり、手拭い(てぬぐい)を使って様々な道具を表現することで、視覚的にも楽しめる工夫がされています。

少しの動きで、飲食、行動、感情をリアルに表現できるのが落語の大きな魅力です。


日本と西洋文化の違い

落語には、シンデレラやスーパーマンのような明確な「主人公」が存在しません。これは西洋の英雄物語とは異なり、日本文化の特徴とも言えます。

日本の物語は、日常の中のちょっとした出来事を描くことが多く、登場人物も一般庶民が中心です。例えば、「まんが日本昔ばなし」や「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」などの作品も、特定のヒーローが活躍するのではなく、日常を描いたストーリーが多いですよね。

また、西洋文化は「上へ上へ」と階層を上がっていくピラミッド型の構造が多いのに対し、日本文化は「奥へ奥へ」と深まっていく「道」の文化があります。

「上へ上へ」の西洋文化

西洋の文化では、成功や発展の概念が「上昇」に基づいています。企業の組織構造もピラミッド型で、リーダーや経営者は上位の地位を目指します。スーパーマンやシンデレラのように、主人公が困難を乗り越えて成功し、最終的に高い地位に上がるストーリーが多いのも特徴です。

また、経済的な成長や地位の向上を重視し、競争に勝ち抜くことで上へ上へと進んでいく社会構造が根付いています。

「奥へ奥へ」の日本文化

一方で、日本文化は「奥へ奥へ」と深まっていくのが特徴です。例えば、柔道、剣道、書道、華道など、多くの伝統文化には「道」がついています。これは、終わりのない探求の旅を象徴しており、技術や精神を深めていくことが重要視されます。

また、ビジネスや社会においても、一つの分野を極めることや、より深い専門性を追求することが重視される傾向があります。組織のトップに立つことよりも、長く続けることや、奥深い知識を身につけることに価値が置かれるのです。

この「奥へ奥へ」と進む文化が、日本の落語にも色濃く反映されていると言えるでしょう。


次回もお楽しみに!

今回は、新宮CoCoスクエアで開催された落語会の様子や、日本文化としての落語の魅力、西洋文化との違いについて話しました。

次回の「こんねくとラジオ」もお楽しみに!


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平井 良明
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