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7月の誕生日おめでとうございます。7月の言葉は、布施奉仕(ふせほうし)
7月のお誕生日おめでとうございます。
7月の言葉として、「布施奉仕(ふせほうし)」をお伝えします。
布施奉仕とは
布施と奉仕の意味
布施とは、相手のためになることなら、何でも提供すること。
奉仕とは、見返りを期待しないで尽くすことを指します。
この二つに共通する大切なことは、自発的行為であるという点です。
つまり、言われてやりなさいではないということです。
現代日本における布施奉仕
しかし現代日本では、なんだか偽善とも言われそうな言葉ですよね。
布施の3種類
布施には、3種類あると言われています。
財施(ざいせ):お金や衣食などの物質を必要とする人に与えること。
無畏施(むいせ):恐怖や不安を取り除き、安心を与えること。
法施(ほうせ):仏教の教えを説くこと。
通常は、1を思い浮かべる方もいるかもしれません。
無畏施の重要性
2は、不安を与えないこと、安心を与えること。
これが逆にマーケティングという名前を使って不安を煽り商品やサービスを買わせている場合もよく見受けられます。「今しかない」「これを買わないと損する」など。不安を煽ることを続ければ、周りは疲弊して元気がなくなってしまいます。
法施の真理
3は、仏教とは宗教というよりも真理に近いものだと私は感じています。
人間はどうなれば幸せか、物欲を捨て、我を捨て、なにもないところに解かれています。
お金がなくてもできる布施
さて、これだけでなく、よく言われるお金がなくてもできる布施が存在します。
眼施(がんぜ):やさしいまなざしで接すること。
和顔施(わがんせ):にこやかな笑顔で接すること。
言辞施(ごんじせ):やさしい言葉で接すること。
身施(しんせ):立って迎え丁寧に礼をすること。身をもって奉仕すること。
心施(しんせ):心から深く供養すること。相手の心を思いやること。
床座施(しょうざせ):座る場所を譲ること。
房舎施(ぼうしゃせ):休息の場所を用意すること。
まとめ
どうでしょう。みんなただでできることですよね。そして、されたら嬉しいことじゃないですか?
そうなんです。布施奉仕というのは、もちろん自ら行うことで相手に喜んでもらえること、さらにその相手も心落ち着けてまたさらにこの布施奉仕が広がっていき、回り回って自分に返ってくるかもしれない。返ってこなくても、誰かがそれで助かっている、喜んでいる。そう思うと嬉しくなりませんか?
最後に
「情けは人の為ならず」情けは、人のためにではなく、最終的に自分に返ってくるという意味です。
睨んで怖い顔をして、汚い言葉を使い、邪険に扱い、相手の心を思いやらず、そんな世の中で自分がいるのを想像してください。そして自分もそのように振る舞っていて幸せになれるでしょうか?
7月の暑い時期です。まだ梅雨明けしていない地域もあります。不快指数がすごく高い日も続くでしょう。
だからこそみんなが笑顔で過ごせたほうがいいと思います。
お金持ちだけが布施をできるわけではありません。子供からお年寄りまで、心がけ一つで自発的に布施奉仕をしてみませんか?
この12ヶ月の言葉は、日本仏教保育協会から拝借しました。
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