第1話「美しく咲く蓮の花」魂の故郷で奏でる物語
~ある人の物語~
「ある女性が、ある方のお葬式に参列しました。親しくしていた方との
死に向き合う時は、悲しみを覚えます。ですが、女性は数々の花々に囲まれ
ている方のお姿を見て、なぜか安心感に包まれます。 まるで天国のお花畑にいるような美しいお姿を見て、感動を覚えるのです。
蓮の花が、その方をお浄土に導きます。泥の中から美しく咲く蓮の花。
その美しさから、一目見ただけでは泥から咲くとは思えません。 泥は汚れて見えますが、色々な栄養を蓄えています。沢山の菌が、泥の中に含まれて
いて、花を美しく咲かせます。
ふと女性は、蓮の花びらを数えてみたくなりました。一枚、二枚、
三枚・・・数えるたびに心が落ち着いてきます。四枚、五枚、六枚・・・
数えるたびにいらないものを手放していきます。
百一、百二・・・そして百八。最後の花びらを数え終わると、ゴーンという鐘の音が聞こえました。今日は大晦日。もうすぐ年が明けます。闇が一旦
深くなり、だんだんと明るくなっていきます。
山の上から少しずつ朝日が昇り始めています。ゆっくりと周りが明るく
なっていきます。
ついには、太陽が顔を見せました。まばゆく光る太陽を見て、女性は手と
手を合わせます。太陽は私たちの祖先。天照大御神が私たちを守ってくれています。だとしたら、仏様も太陽なのかもしれません。
神と仏の融合。死と再生。私たちの生はいつも死と隣り合わせ。私たちの
死はいつも生と隣り合わせ。
手と手を合わせ、神や仏を拝むとき、「私たちは、もともとは一つだった」ということを思い出します。
手の中にある、沢山の花びらをもつ蓮の花。繰り返し数えていくうちに、
蓮の花と女性とが一体になり、自分は蓮の花なのか人間なのか分からなく
なっていきます。夢なのか現実なのか。現実なのか夢なのか。
花びらが一枚一枚落ちるたびに、いらないものが落ちていきます。
最後の一枚が落ちる時、究極の安心感を覚えました。泥にまみれて苦しい
時は、この安心感を思い出します。
あなたはもう一人ではありません。沢山の人とつながっています。
まるでお浄土にいるかのような白く美しいこの瞬間を胸に、今日も蓮の花を数えます。みんなと一緒に」
kiyomiとkiyomiの無意識さんとつながって出来た物語
*きよみ著「おかえりなさい 魂の故郷へ~50人の喜びの物語パート1~」
アマゾン より抜粋
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この物語は、数年前に義理の母が亡くなった時、書いたものです。文章を繰り返し読むことによって、蓋をした悲しみの感情がよみがえり、流され癒されました。無意識さんは、いつも不思議な展開を用意してくれます🌹
🍀この物語を読んで、何か感じられた方は、コメントくださいね!コメントのやりとりで、物語を共同創造し、共に自由になっていきます。そして、
喜びを分かち合います💐
🌈YouTubeにてアップされているオリジナルソング
「おかえりなさい 魂の故郷へ」作曲・補作詞 池間史規
作詞 岡聖美
「おかえりなさい 魂の故郷へ」を聴く・カバーするだけで、
魂の故郷での物語を共同創造することになります♪
曲のいきさつなどはこちらから↓
*一年後再録アップ:オリジナルソング「おかえりなさい 魂の故郷へ」カバーされて、孤独から解放される人が増えることを祈って
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