ほぼ漫画業界コラム155【漫画原作者は明晰夢を見る】
ちょっと発見しました。明晰夢を高確率で見る方法。僕は1日中、少しでも時間があったらシナリオを書こうと思っているんですが、残念ながらいつでも書けるわけではありません。昼間、頻繁に連絡が入る時間は集中できないし、夜中に書くとどうも変なセリフになる。あと夜中に考えると寝られなくなってしまうので書けない。で、自分の中で見つけたベストの時間帯が寝起きです。寝起きと言っても熟睡した後じゃありません。入眠後3時間後、もしくは4時間半後です。お酒なんか飲んで寝るとアルコールが切れたこの時間あたりに目が自然に覚めます。
睡眠時間としては少し足りないのですが、僕は思い切ってこの時間から書き始めます。朝方で集中しているのと、昨日のストレスがリセットされているので創作に集中できるのです。そして僕は1コマ、1コマ絵を浮かべて創作するスタイルです。頭の中に画像を思い浮かべるのは脳に結構負担がかかるのですが、この時間帯ならやれます。で、そこから1時間半くらいゴールデンタイムが続くのです。その時に書いたものは大抵いい。でも、それが終わると途端に眠くなります。そこからはお楽しみタイムです。
僕は大体4時半くらいに起きて6時くらいまで書いて、そこから1時間半くらい寝るのですが、その1時間はほぼ確実に明晰夢が見られます。自分が見たい映像や体験したいシチュエーションなど、割と高い精度で再現できます。VRなんてわけないレベルです。昔は明晰夢なんて年に1度見られるか見られないかでした。それがほぼ毎日可能になる。そしてそれが楽しみになってきました。なぜこんなことが可能なんでしょう?
これは推測ですが、寝起きの時に強制的に画像を想像することで、多分脳のその分野が活性化しているのだと思います。そしてそのまま浅い眠りにつくことで、寝てはいるが脳の活性化は続いているので見たい映像が見られるのかもしれません。当然明晰夢なので、見ている間は自分が寝ているという自覚があります。その上で見たいものが見えるのです。しかも目が覚めても覚えているんです。これすごいことだと思うんですよね。
脳ってすごいポテンシャルを秘めていると思います。この分野の研究が進めば将来、SAOみたいなことは十分可能だと思います。皆さんも試してみてください。
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