技術書典17参加レポート

割引あり

どうも!限界人妻SEのcomiです。技術書典17にサークル参加しました!そのレポートを書き連ねていこうと思います。
書いた本は以下になります👇電子版はいつでも買えますので、この機会にぜひ購入をお願いします🙇‍♀️

参加のきっかけ

もともと技術書典15から一般参加しており、いつかは自分でも本を出したいなぁとは考えていました。ただ、技術書1本かけるほどの技術は自分にはないと考えており、なかなか書く題材が見つからないまま時が過ぎていきました。
ある日、このようなポストをしました。

このポストが珠響そうきさん(@tamayurasouki)にリポストされ、以下のような意見をいただきました。

確かに技術書典で「失敗プログラマー」という書籍を出しているサークルさんがいること、商業・同人含め「誰かの失敗」をまとめた本はあまり出ていないなぁと感じました。このポストがきっかけで何かしらの形で本にしようと決意しました。そうきちゃんありがとう!

「はたらく特集島」

そんな折、技術書典17のサークル参加申し込みが開始されました。なんと今回は特集が組まれており(初めての試みらしいです)、「はたらく」をテーマにした本なら何でもよいという「はたらく特集島」が組まれると聞きました。

この機を逃してはならない…と、思い切ってサークル参加(オフライン+オンライン)を申し込みました。
実は、同人イベントへのサークル参加自体が初めてで、右も左もわからない状態でした。それでも、本として自身の体験を残したいと思いました。

当落

9月上旬に当落発表がありました。「どうせ落選だろう…」とマイページを見に行くと、「当選」の文字が。にわかには信じられませんでしたが、とにかく嬉しかったです。

執筆作業

本にしようと思う前からNotionを使用していくつかの章を書き溜めてはいました。ただ、本という1つの体系的なものに纏めようと思うと、足りない内容や章があることに気づきます。読み直せば読み直すほど穴だらけ…という状態で、何度も書き直しをすることになりました。
清書は、techbooster様が作成しているRe:VIEWを用いて行いました。これが非常に便利で、トンボありとなしを設定で分けられる、ノンブルを自動でつけてくれる、記法を守れば見出しや目次も自動で調整してくれるという、至れり尽くせりなものでした。使い始めが大変でしたが、公式の同人誌「技術書をかこう!~はじめてのRe:VIEW~第3版」を読みつつ他の方の記法チートシートなども見つつ書き進めました。
👇この辺りを参照していました

https://zenn.dev/posita33/articles/pub_review_techbook_writing


執筆時は本業も忙しく、22時まで残業する日があったほどでした。主に本業を退勤した後や、配信を行った後に執筆活動をしていたため、睡眠時間もかなり削られることとなりました。本当は病状のためにも早く寝たほうが良いんですけどね。。このことがきっかけで(ギリギリ制御できるレベルの)躁状態に入り、結構しんどい思いをしました。

入稿

10/21にバックアップ印刷所である「日光企画」さんに入稿をしました。
この時は25部という少ない数での印刷を想定していたので、「オンデマンド平トジフルカラーセット」を依頼しました(金額は有料エリアにて後ほど記載)。
表紙の不具合で何度か差し戻し対応を行っていただきました。ギリギリまで確認いただいて本当に助かりました…!!本は直接会場に運んでいただけたので、当日の荷物も軽く済んでよかったです。

オンライン開始

11/2の10:00からオンライン会場がオープンしました。「全然売れないだろうな~」なんて考えながらその日を過ごしていたのですが、やっぱり気になるので、ちょいちょいメールを確認していました。結果、初日で10部売れました。これが多いのか少ないのかはわかりませんが、人生で初めて自分だけで作ったモノが売れる経験をしました。とても嬉しかったです。

オフライン前日の精神科

現在ボクは月に1度主治医のもとに通っています。たまたまオフラインイベント前日に診察を予約していたので向かいました。
普段、診察室に入室したときに「調子どう~?」と聞かれるのですが、睡眠時間が短かったのと、本業の大変さと、イベント参加が初めてなのと…と、この日は随分と話すことが多く、自分でもわかるくらいには躁状態でした。「しゃべりが早いし躁状態だね。お薬倍にしておくね~😇」と主治医に言われる羽目になりましたw今でも倍の量を飲んでいます(でも元気)。12月に入り、少し鬱気味にはなっていますが、激鬱にならないように気を付けています。

オフライン当日

設営

当日は9:30に現地入りしました。近隣のスペースさんに挨拶をし、10:30過ぎに設営完了しました。相変わらず写真映りが悪い…もっと撮られ方を勉強します。ちなみに売り子として夫を連れて行きました。顔見れた方はラッキー!かもしれません。

こうして写真で見ると、テーブルの上がかなりスカスカに見えますね。もう少しグッズとか作ることを検討しても良いのかなと思いました。
当初、冊数も少ないので見本誌は1冊にしようと考えていましたが、夫に「2冊のほうがいいよ」と言われ、その通りにしました。
設営後、少ししたところで日光企画さんが納品物の確認に来られました。初めて本を作成したので、こういう確認はありがたいですね!

開場

11:00に一般の人の開場が始まりました。
予想としては、無名・サークル配置も遠い・そしてキワモノ内容…という役満な感じだったので、ボクのサークルにはほとんど人が来ないだろうな~と考えていました。そんな予想を裏切るように、開場直後から見本誌を手に取ってくださる方が多かったです。
見本誌も2冊にしてよかった~と思いました。スペース自体が結構広めなので、人が2列になっても邪魔にならないんですよね。待っていただくよりも読んでいただいたほうがいいかな~と思っていたので、夫には感謝です。

物理本完売

在庫を抱えるだろうな~と考えていた物理本ですが、12時過ぎには14冊売れるという、予想をはるかに上回るペースで捌けていきました。

ここまで捌けると思っておらず、慌てて今回来てくれると約束していただいた人たちの分を取り置きしました。
そして13時近くには完売。本当に有難いことです。そして、その後にサークルに来ていただいた方には、物理本がなくご不便をお掛けしました。

サークルに来てくれた方々

見本誌を見に来てくれた方々の中には、「自分もメンタルの不調を抱えている」「体調が原因で戦力外通告をされたことがある」「現在職に就けなくて困っている」といった方も多く見られました。こちらが病気について開示しているからなのかもしれませんが、悩みや苦い経験を開示して頂けたのはとても良いことだと思いました。病気について、話したいときに話せる場があってほしいと個人的に考えていたので、一時的にもその「場」になれて良かったなと思います。
また、ゴールドスポンサー「WAKE Carrer」(@WAKE_Career)のだむはさん(@damuha_)にも来ていただきました!!だむはさんに「こういう本はとても意義があります!!」と何度も言っていただけてとても嬉しかったです。ちなみに、私がWAKE Carrerさんの本を買いに行ったとき物理本がラストだったらしく、記念撮影をしていただきました。やっぱり写真映りが悪い。。目つむってるし。。精進します。

あと多分なんですが、技術書典運営の方も来られていたっぽい…?自分が席外している時だったみたいなのでご挨拶できず。。もしこの記事見ていたら声かけていただければと!!

オフライン閉会~オンライン閉会

オフラインが閉会し、会場では物理本が37冊捌けました。
技術書典の特徴として、オフラインが閉会してもオンラインが続くというのがあります。「まあでも、身内はオンライン初日に買っただろうし、オフラインで買われたので確定だろうな~」とのんびり静観していましたが、11/17のオンライン閉会時点でなんと117冊捌けたそうです。執筆時には全く考えていない数字で驚きました。こんなにも多くの方に届いていい内容なのかはちょっと疑問ですが、いち精神障害者のリアルな半生がお届けできたのかなと思います。

「第9回刺され!技術書アワード」ファイナリスト選出

技術書典には自薦で応募する「刺され!技術書アワード」というものがあります。応募すると運営の方が本を読んでくれて、Youtubeで内容について話してくれるというものです。また、アワードでもあるので賞に選出される可能性もあります。私は「内容見てくれてコメントくれるなんて有難い!」と、賞のことは特に考えず応募しました。
最初にYoutubeで紹介されたときは👇のような感じで、内容が内容なので当然ですが、結構緊張感のある紹介をされていましたw ちなみに、ボク自身は触れにくい内容だとは全く思っておらず、気軽に読んで頂けたらな~くらいのテンションでした。ここまで影響力があるとは。。

ここで紹介していただいたので、もうメディアで触れられることは無いだろうと高を括っていたところ、なんとファイナリストに選出されている!!!!「エポックメイキング賞」という、本として尖っている部門でノミネートされていたみたいです。

予想以上に本が売れる以外に、ここまで取り上げて頂けるなど夢にも思わず。初めての同人誌がこんなに注目を浴びて良いのかしら。。ともかく嬉しかったです。

総括

参加してとてもよかったと思いました!自分の本や半生に多くの方が興味を持ってくださったり、思いがけない出会いがあったりと実りが多かったです。また来年に18、19とあると思いますが、そこでもサークル参加&新刊を1冊は出すことを目標に活動していきます!

おまけ 技術書典17の収支

ここからはおまけとして、ボクの本についての収支を記載しようと思います。生々しい数字なので、見たくない方のために課金ラインとさせていただきます。興味ある人は投げ銭感覚で読んでいただけたら嬉しいです!

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