オーデュボンの祈り

伊坂幸太郎著
ファンタジーは苦手です。だから読みにくいかと思いましたが、そうとも言い切れないような？
なんだか不思議な世界のお話でした。
『孤島ならハウスルールがあったほうが便利だしなぁー。』『電流が流れてシナプスのような回路ができたら思考が可能かな？』とか…。今でも場面を思い出せる。ゆっくりした流れの作品だと感じました。
第5回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作品

ーーーー裏表紙よりーーーーーーー
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島"には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?

ーーー個人的感想ーーーーー
のんびり感　5
異国感　5
ど派手演出　1
涙演出　1