彼の「ごめん」は軽すぎる。
待ち合わせに2時間遅れた挙句、ドタキャンした時も
終電逃すたびに、タクシーがわりに呼びつける時も
バイトが続かないと、お金を何度も借りる時も
彼はヘラヘラ笑って「ごめん、ごめん」。
悪いなんて気持ちは、微塵もないんだろう。
相手をどれだけ傷つけているか、
一度身をもって知ればいいんだ。
❇︎
「ずっと見てたのに、今まで助けられなくてごめんね」
僕の心からの「ごめん」は、彼女にも伝わったのだろう。
抱きしめた腕の中で震えながら、泣いている。
床は真っ赤になっちゃったけど、
今日も空が青くてキレイだなぁ。
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