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考えすぎと俯瞰のリズム

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へんなものを見つけて考えて遠くから眺める 整合性と破壊、偏愛と狂気/冷静な神経質
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2019年1月の記事一覧

からまり、そして、ほどき

どういうわけか、絡まったものを見るのが好きだ。 あまったたこ糸、教室の大縄、イヤホンのケーブル。 放っておくといつの間にか絡まるあいつらのことだ。誰かが夜寝ている間にこっそりぐちゃぐちゃにしてるんじゃないかというほどあいつらは絡まる。絡まろう、という意思が見える。 あいつらを好きだといったが、正確にいうと、絡まったあいつらをほどくのが好きだ。ぐちゃぐちゃであればあるほどいい。やりがいというものが生まれる。 端と端を探す。一度離れてみて大体の絡まり方を見る。ほぐし

女のように走る男

女のように走る男を見た。 いや、正確にいうのならば「見た目はおじさんと呼ばれる風貌だが、(軽くこぶしを握った状態でわきを締めつつも、ひじから先を左右に振りながら走る)いわゆる女の子走りをしている人」を見た。 なぜその人だけを覚えているのだろうか、と僕は考える。小学校の近くで交通整理をしていた人、駅前であいさつ運動をしている人、電車で隣に座った人のことも覚えているけれど、印象には残っていない。何が特別だったのだろうか。 違和感と言ってしまえばそれまでだ。 性別が男性・女性