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映画(ホラー以外)

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明滅する光と闇の記憶装置に関するてきとうな感想を、それっぽく書いているだけです。
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#犬

『アイ・アム・レジェンド』について話すことよりも『コンスタンティン2』がどうなるか予想しようよ!と話を逸らしがち

『アイ・アム・レジェンド』(2007年/フランシス・ローレンス) 【あらすじ】 地球最後の男がワンちゃんと散歩する。 我らが大傑作『コンスタンティン』を監督したフランシス・ローレンスの待望の次回作がコレである。当時、劇場で父親と観た時はあまりのトホホ感にお互いが沈黙した。父親は「お前もう世界救わなくていいわ」と、地球救いがち男ことウィル・スミスへの苦言を漏らしていた。そんなことを思い出しながらも、ともかく、あんなカッケー映画を撮った人が、なんで次作でこんな底抜け超大作を撮

『いぬばか』を観て時間を無駄にした人間はあなただけではない、そう投げかけるために映画ファンは存在している

『いぬばか』(2009年/ヨリコジュン) 【あらすじ】 スザンヌがペットショップで働く この映画よりも酷い映画を作れと言われても作れないレベルで壊滅状態だが、こういった映画のフリをしたやる気のない破廉恥な犯罪的駄作からしか摂取できない豊かさというものは絶対にあり、そこには常識を逸脱したクリエイティビティの一端を垣間見ることができるはずだと、とにかく90分間DVDを停止せずに画面を見つめ続けることから逃避しない懸命さをもってして、映画ファンも映画作家も形成されるはずである。