備忘録、、、File20 SSDにデフラグは必要ないは本当か
実際に色々調べたりやってみたりして個人的に思った事です。
説①:SSDの断片化を解消するにはトリムってのを実行しないといけないですが、昔のデフラグにはトリム機能ってのが無かったっぽい。
そのイメージでデフラグは不要(やっても意味がない)って言われてる。
説②:SSDはHDDと違って物理的に動く機構がないから、断片化を解消したところでR/W速度は変わらないから。
これが個人的には有力な気がする。
説③:周囲の人が「SSDはデフラグしなくていい。意味がない」というので、ただの受け売りで言っている。
これもあると思います。実際に聞かれた。
説④:デフラグは一定の周期で自動で実行されているので、意識的に実行する必要はないから、というのを端的に言ってデフラグ不要と言っている。
上記の事を鑑みるに、デフラグ(トリム)は基本(意識する)必要がない。
しかし「基本」ということは「例外」もあるわけで、
どういった時にデフラグ(トリム)が必要になるかというと、
①仮想ドライブを作成するとき。
②ドライブをクローンするとき。
どういうことかと言うと、まず「①仮想ドライブを作成するとき。」については例えば、C:しかないので、ディスクの管理からパーティションを切りD:を作成しようとすると、空き容量はあるのに縮小可能な領域サイズが残容量に対し0~少量になることがある。これは移動できないファイルが保存領域の後部に作成されてしまっているのが原因だ(単純にファイルの断片化のせいな時もある)。この移動できないファイルをどうにかしないとD:は作成できない。
私が実際に作成できなかった時に、何のファイルが悪さをしていたか。
①復元ポイント
②ページングファイル=スワップファイル
③セキュリティソフト
こいつらを削除した後にデフラグ→再設定→D:を作成すれば良い。
ちなみにデフラグしたのに、縮小可能サイズが増えない場合は、イベントビューアを確認すれば何のファイルで引っ掛かっているのかは判断できます。
備忘録19にてページングファイルの削除手順記載しています。
そして「②ドライブをクローンするとき。」については
HDD500GB→SSD250GBのように今使用しているドライブより容量が小さい物を使用する際に、500GBの内、最低250GB以上を未割当の領域にしないとダメなので、①と被りますが、縮小できない場合デフラグが必要になる。
結論:デフラグ(トリム)は周期的に実行されるので、意識的に実行する必要はない。が、完全に不要ということではなく、場合によっては必要になる。
因みにSSDでデフラグを行うと、書き込み回数が増えて寿命が短くなるのでお気をつけて。