たまには秋っぽい話を。
金木犀も散り、11月も目の前で、既に秋も終盤になりつつありますが。
秋になると、必ず思い出すフレーズがあります。
「い、いわし雲が綺麗ですね…」
とある小説に出てくる登場人物のセリフです。
書籍が手元にないので確認できず、実際の表記とは違うかもしれませんがご了承ください。
記憶を頼りに思い出すと、お見合いだったかデートだったかのシーンで男性側が発したセリフ。それを見守る主人公たちがヤキモキする、といった流れだったような気がします。
当時学生だった私は、このセリフで初めて「いわし雲」という存在を知り、どういうものかを調べました。
うろこ雲や、さば雲、ひつじ雲とも呼ばれるようで、小さな雲のかたまりがたくさん集まっているものを指しています。
改めて調べてみたら「巻積雲(けんせきうん)」や「高積雲(こうせきうん)」の俗称のようです。
この知識を得てからは、空を見上げて、いわし雲ができていたら「秋だなぁ」と感じるようになりました。
ちなみに、何の小説だったのか気になってこのセリフと断片的な記憶だけで検索してみたら、講談社X文庫ティーンズハートから出ていた秋野ひとみ先生の「つかまえて」シリーズでした。
このシリーズだけで95タイトル(上下巻もあるので巻数だともっと多い)あることが判明して驚愕しています。
恐らくほとんど読んでいないのと、とても好きなシリーズだったので読み直したいですが、流石に今からは無理そう。
これからは、秋になると「読みたいなぁ」という思いも加わることになる気がします。
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