高演色バーLEDデスクライト製作
どうも、東芝の高演色タイプのLED電球「キレイ色」を洗面台に使ってみて、高演色LEDにはまっているケンボーです。高演色タイプは、簡単に言うと光の成分が自然光に近く、普通のLEDより肌色がキレイに見えたり、料理が色鮮やかに見えたりします。
生産終了してますが楽天などでまだ買えるようです。オススメ。
https://www.tlt.co.jp/tlt/products/led_lamp/lamp/led_lamp8.8w_kireiro/led_lamp8.8w_kireiro.htm
で、デスクライトも高演色にしたくて探していたんですが、市販品はほとんど1万円オーバー。ならばDIYだ!ということで、電子工作用でLEDを買っていたエルパラさんで高演色のバーLEDを見つけたのでこれをデスクライトを作ることにしました。
■構想・設計
使用するバーLEDは、超高演色スーパースリムLEDライトバーです。
超高演色CRI=90+プロ仕様のオリジナル製品とのことで、今回は575mm、色温度5000K (昼白色)を選択しました。
このバーLEDは12Vを入れれば光るのですが、デスクライトとして使うには、他にスイッチや明るさ調整するものが要ります。ちょうど同店に調光スイッチもあるのですが、たぶんPWM制御で高速に点灯/消灯させているようで、使ってみて、私が敏感なのかちょっとチラツキが気になりました(特に暗くした時に)。
そこで今回は抵抗で電流を制限して明るさを変えることにしました。この方法は抵抗で無駄な電気が消費されますが、シンプルでチラツキがでません。
回路はこんな感じです。
明るさは2段階として、抵抗をスイッチで切り替えます。抵抗値が大きいほど流れる電流が小さくなり、LEDが暗くなります。
抵抗値の決め方は、実際にLEDを点けてみて希望の明るさになる抵抗をとっかえひっかえ選びました。
機構的には、バーLEDをアームやスタンドでちょうどいい位置に固定/移動できる必要がありますが、ちょうどカメラ用のアームがあったのでこれを使います。
■部品調達・製作
バーLEDの他に購入した電気部品は、スイッチ、抵抗器、DCジャック、ACアダプター、DCプラグ付きケーブル2.1mm。スイッチは電源ON-OFF用と、切替用の2つ。抵抗はワット数が大きいので3Wの酸化金属皮膜抵抗。DCジャックは2.1mmのパネル取付用。ACアダプターはエルパラ推奨の12V1Aもの。
あと、ケースは100均で見つけたちょうどいい大きさのもの。本来絆創膏なんかを入れるもの?
その他にカメラアームとバーLEDを仲介する木の棒を用意。
では電気部分を作ります。まず、スイッチとDCジャックをケースに穴を開けて取り付けます。次に、抵抗を回路図通りにハンダ付けします。単純なので空中配線です。最後にDCプラグ付きケーブルをハンダすれば完成です。ハンダゴテの熱でケースを溶かさないようにだけ注意が要ります。
完成した写真です。部品配置は回路図と左右逆になってます。
電源につなげ動作を確認します。電流値に問題なく、明るさも切り替えられました。電流値は、明るさ(大)で 0.42A、明るさ(小)で 0.23Aでした。消費電力は、大で5.0W、小で2.8Wです。
次に機構部分です。カメラアームはカメラを乗せるのに買ったものの、カメラが重たくグラつくので使ってなかったヤツです。バーLEDは軽量なので大丈夫です。
アームにバーLEDは直接付かないので、適当な長さの棒を介して付けます。バーLEDと棒は両面テープで付けます。棒に穴を開けアームのネジをねじ込みます。穴径は5.5mm。あとは配線を処理して完成です。
(写真の棒の横にある穴は関係ない穴です。手持ちの棒を使ったので。)
■使ってみる
ACアダプターをつなげて点けてみます。バー状なので影ができにくくて工作の時見やすかったです。位置も自由に調整できていい感じ。
バーLEDがスリムなのでスッキリして存在が気になりません。
ちなみに部品代合計は 約6千円でした。
後日、照度計を買ったら照度を測ってみます。
スイッチ回路の部分はエルパラで売っているON/OFFスイッチや調光スイッチでもOKなので比較的簡単に作れると思います。