「好きな人がほしいのか」、「好きな人がいる自分を好きになりたいのか」

私は既婚者だが職場には既婚女性が少ない。

「20代半ばなのに出会いがなくて心配。」

「私、数年前に別れてそれっきり。」

そんなことをチラホラと耳にする。

私は27歳になる年に結婚した。

自己紹介の記事にも書いたように私はマッチングアプリに入り浸っていた。

入り浸っていたのは20歳から25歳までの間である。

その間に街コンにも足を運んでいた。

マッチングアプリでヤリモクにつかまっても、懲りずに使っていた。

※さすがにアプリ自体は変えているが、出会い方はマッチングアプリ経由だ。

マッチングアプリをヤリモクで利用している人がこの記事を読んでいたらハッキリ言わせてもらおう。

純粋に「心と心が通じ合う時間を作りたい人たち」の時間を奪うな。

お前らなんて、デートDVで訴えられてしまえ。

ー言いたいことが言えたので話を戻そう。

なぜ、20歳~25歳まで頻繁にマッチングアプリを使っていたのかを振り返ってみた。

1.どこにいてもやってくる虚無感

2.愛されることへの渇望

3.互いのスペックが事前にわかるので、探りを入れるフェーズに時間をかけなくて済むから

以上の3点だと思う。

1.どこにいてもやってくる虚無感

私は学校でも家庭でも孤立して大人になった。どう頑張っても世間の物差しでいう「普通」であることや、「足並みをそろえること」が不得手なのだ。

接客業時代は女性の先輩から「言葉の端々がイラっとくる。」と言われたことがある。

「端々」について質問してみたものの、言った張本人は言語化できないそうだ。

なんか分かんないけど、端々なんだよ。

という回答だったので、釈然としなかった記憶がある。

現在は異業種異職種で働いているが、40代以上の女性の上司とのやりとりで衝突しそうになる。男性の上司や先輩とのやりとりでは衝突しない。むしろ、談笑も楽しめている。

女性と働く上では「やはり、私の端々に何かがあるのだろう。」と思っている。

ただし、私の個性を受け入れてくれる人たちが私の周りを囲んでくれている。よって、結婚前より虚無感が減り、生きやすくなったと考えている。

2.愛されることへの渇望

1.で挙げたことが原因だったのだろう。歪な存在だと自分を認識して、自分を愛せなくなってしまったのだから。

ちなみに現在でも旦那からはこう言われる。

沙耶は自分にも他人に対しても厳しすぎる。もう少し、自分のことも他人のことも許してあげて。白黒じゃなくてグレーも許容して。

おそらくこれは永遠の課題だろう。

3.互いのスペックが事前にわかるので、探りを入れるフェーズに時間をかけなくて済むから

マッチングアプリの良いところは最終学歴から趣味まですぐに情報が手に入るところだと考えている。

マッチングしたらなるべく早く会ってくれる人もいるので、忙しい現代人の味方だ。

実際に会って釣り合わないと思えば、深い関係になる前にリリースすればいいし、社内恋愛よりも気楽な恋愛だと思っていた。

こういった具合で、キャッチ&リリースを繰り返していたのだ。

ちなみにマッチングアプリ経由で結婚した場合の離婚率は4.5%*である。

この数値はマッチングアプリ以外の恋愛で結婚し、5年後に離婚する確率よりも低いのだ。

 *「林先生が驚く初耳学」のコーナーで行われた調査結果

 全国12社のマッチングアプリ運営会社協力のもとマッチングアプリを介して結婚したカップル417組を取材していた。マッチングアプリ以外の恋愛で結婚した場合は6.6%である。

つまり、「事前に情報を吟味して出会うのでミスマッチが減る」というのだ。

振り返ってみて思ったこと

恋愛という行為に依存している人はマッチングアプリの使用で依存度が加速するかもしれない。

マッチングアプリで事件や事故に巻き込まれることだってあるかもしれない。

年収証明書や独身証明書の提出を求められることが少ないので、素性の分からない人も多く存在するのは確かだ。

ただし、私の知り合いにマッチングアプリでの恋愛を経て結婚した人がいる。

私自身は前職で同じ部署にいた男性とデートを重ね、今まで出会った男性よりも意気投合して結婚した。

つまり、自分自身がどういう人なのか、結婚するならどういう人が良いのかをはっきりさせていれば、「結婚したくなるような相手」と出会えるのだと思った。




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