フリーランスになってからふりかえり②
この続き。
めでたく講師アシスタントとして、講師という道に近づくことになった。なぜ応募したのかというと、ピアノの先生に憧れがあった。フリースクールに憧れを抱いて、自分が子どもに教えたりしたいなと夢見たことがあった。
面接した人(講師団体の代表)は女性で、最初からフランクで面接前からOKな雰囲気満載だった。私は10時〜14時までという今思うと強気な条件wでしたが、そこも配慮してくれた。
アシスタントのはずが、早々のストアカ講師デビューを果たし、見様見真似で代表も「まずはやってみなさんな」とばかりに押し出してくれた。
最初はど緊張でしたが、初心者を見守りつつ何回か講座を受けてくれる心優しい生徒さんに恵まれて、あれよあれよで2月に職業訓練の講師デビューできた。
それはもう、前日は復習に復習を重ねて収入どころではなかった。2月コースの生徒さんにはお恥ずかしい姿をお見せしてしまいました…
それで、講師のお仕事と、そこの団体で受けている案件を紹介してくれたりして12月は結構いい収入となった。ですが、みなさんが思うような大きな金額ではありません。こちらはフリーランスになりたい方のために有料記事を書こうと思います。リアルなフリーランス2年目の現実です。笑
けど、ストアカでの講座は定期的な収入ではなく、あくまで生徒さんからの申し込みがあればなので、今の連続受講してくれている生徒さんの学びが終われば一気に収入はなくなること、職業訓練も生徒さんが一定数集まらなければ開講されないということで、引き続きindeedで副業を探す日々になる。
地元の制作会社さんからの案件も途絶えていた時期で、結構暇で、Xで募集していたSTUDIOのボランティア案件に携わったり自己投資だと思う期間を過ごした。そうして私の貯金は底が見えてきた。
実は一社、いいところまで面接できたところがあった。
横浜のデザイン会社で、イケメンのデザイナーさんが1人でやっているところだった。サイトで実績を見ると、グラフィックが強くてめっちゃかっこいー!という印象だった。
面接をした時、動画広告の仕事を見せていただいた。実績に載せているグラフィックとは正反対の、どぎついデザインを見せていただいた。
「広告はクリックされるのが目標です。こういうのはきれいなデザインではダメなんです。」
あまり広告デザインを学んでいなかった私は衝撃を受けた。あんなに美しいデザインをできる人が、白黒どピンクの色使いをして、ボタンをギラギラにさせたデザインをしていたのか。
価値観の変化と、地元では出会えなかった「この人についていきたい」という師匠感が芽生え、メッセージでその想いを伝えた。
師匠も私のことを「こめこさん誠実そうなんですよね」と言っていただけたが、10時〜14時ということと、職業訓練が始まることを控えていたので、それがネックだということで採用には至らなかった。
その時、その人に「アフターエフェクト使えますか?」と聞かれ、使えなかった自分がちょっと悔しかったこと、その人が使っているアフターエフェクトというソフトに興味を持つことになった。
ストアカを入れながら仕事探しは続く。
そんな最中、ちょっとした心の変化があった。
私の中で、講師としての需要があるのだということが自分でもわかった。
WEB制作会社で会社員をやりながら、イラストができることと似顔絵を描けることを度々上司にアピールしていたが、なかなかそのような仕事を紹介してもらえることはなかった。
フリーランスになる時も、似顔絵師になりたいと思って発信をしていたけど、依頼は会社員の時よりもちょっぴり増えたけど、一本で食べていけるというところまではいけなかった。
WEBデザイナーとしてはというと、特に秀でたデザインができるというわけではなく、デザインはぜひこめこさんに、ということもなかった。
コーディングとカスタマイズなどは苦手で、両刀使いですごいというわけでもなかった。
ところが、講師の仕事は反応がよかった。生徒さんから喜びのレビューが届くようになった。もちろん団体の力も大きかったけど、プラットフォームで0→1というのをあっさり達成できた。
Figmaというジャンル選びが良かった(これは代表から提案された)ことや、格安の千円講座を用意したせいもあるが、他の先生より開催リクエストが多く、より多く開催していた。
生徒さんの気持ちも理解できたし、初心者の方の方が教えやすかった。
その時、自分はバイト時代入ってきた人に仕事を教えること、小学校中学校の時は後輩に慕われていたことを思い出した。
私は長女だからかはわからないけど、人に教えることが好きだった。
人に喜ばれる、求められる、苦ではない
私がやってきた10年のWEBデザイナーの歴史が生かされることになった。
講師の仕事では、どんなデザインジャンルを担当してきたかはさほど重視しない。できたら無難な制作会社がいい。スキルはもちろんだけど、それより歴が大事だ。
私の転職4社と現在フリーランスという経歴も生かされることになる。
私にとって自己肯定感が上がるお仕事だった。
講師としての仕事が楽しいと思い始めていた私はストアカに力を入れ始めた。職業訓練も週2で入るようになった。
そんな時、制作会社の社長と打ち合わせをして近況の話をした。
そしたら、社長も教室をやりたいという話が出て、「こめこさんが雇われ店長で」教室を開く提案をされる。そんないい話ある???
そして副業探しをやめ、5月くらいからはその事業に時間を費やすことになる。
続く^^
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