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引越し好きの商店街マニアが選ぶ東京の人気商店街8選!
引っ越し先を検討する際、やはり気になるのが「商店街」です。ネット通販がどれだけ便利になっても、商店街の活気ある雰囲気や、買い歩き・食べ歩きといった「体験型の楽しさ」はやはり格別です。家の近くに大きな商店街があれば、日々の生活に刺激や楽しみが加わり、日常がより豊かになること間違いなしです。
今回は、東京23区の有名な「商店街」を大特集!全長や店舗数といった詳細データはもちろん、その商店街がどのようにして成り立ったか、そして地元民ならではのオススメスポットまで、深掘りしてご紹介します。観光地として広く知られている商店街から、知る人ぞ知るローカル感満載の商店街まで、バリエーション豊かなラインナップを取り揃えています。
1. 上野アメ横商店街/台東区
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東京で最も有名な商店街のひとつとして知られる「上野アメ横商店街」、通称「アメ横」は、まさに毎日がお祭りのような賑わいを見せる活気あるエリアです。JR上野駅から御徒町駅までの高架下を中心に広がる約500メートルの通りには、なんと400以上の店舗が軒を連ね、週末には約10万人、年末の繁忙期には50万人もの人々が訪れるといわれています。外国人経営の店舗も増え、国際色豊かな街へと進化しつつあります。
アメ横のルーツは、戦後のヤミ市にさかのぼります。砂糖の統制で飴が貴重品となり、アイスキャンディーや芋飴が市場で飛ぶように売れたことから「飴屋横丁」と呼ばれるようになったという説や、アメリカ軍のPX(売店)から仕入れた物品を扱う店が増え、「アメリカ横丁」と呼ばれたことが由来だとする説など、さまざまな歴史が語られています。
このエリアでは特に「食料品」「衣料品」「スポーツ用品」の店舗が豊富に揃っており、気軽に立ち寄れる居酒屋や古着屋も充実しています。ファッション好きな人には、帽子や古着専門店の探索が楽しみのひとつです。
さらに、アメ横での特筆すべきディープスポットは「アメ横センタービル」の地下食品街です。ここでは中国、韓国、東南アジア、トルコといった国々からのエキゾチックな食材が並び、豚の鼻や生きたスッポンなど、見たこともないような食材に出会えます。訪れるたびに新しい発見があり、まるで海外旅行をしているかのような感覚に浸れるこの地下食品街は、一度は訪れてみる価値のある場所です。
2. 谷中銀座商店街/台東区
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次に紹介するのは、谷中・根津・千駄木の3地区を総称して「谷根千(やねせん)」と呼ばれるエリアに位置する「谷中銀座商店街」です。このエリアは、昔ながらの下町の風情を色濃く残しており、時間がゆっくりと流れるような独特の雰囲気が感じられる場所として、長年にわたり愛されています。その中心にある谷中銀座商店街は、地元の人々や観光客からも親しまれるスポットです。
谷中銀座の入口、日暮里駅側にある階段は「夕焼けだんだん」と呼ばれ、その名の通り、美しい夕焼けが見える名所として有名です。この階段から望む夕日の光景は、どこか郷愁を誘い、ついつい時間を忘れてしまうほどの魅力があります。
もともと谷中の地は、江戸時代に幕府お抱えの寺町として栄えました。関東大震災や東京大空襲の被害を奇跡的に免れたため、明治・大正時代の古い建物が多く残り、独自の文化が根付いています。昭和20年頃から商店が徐々に集まり、現在の谷中銀座商店街が形成されていったと言われています。
全長約170メートル、店舗数は60ほどと、規模はそれほど大きくはありませんが、週末になると約14,000人が訪れ、商店街は活気に満ちています。特に人気なのは、前沢牛などのブランド和牛を使ったコロッケやメンチカツ。お昼時に限らず、行列ができることもしばしばです。
また、観光地らしいお店だけでなく、可愛らしい雑貨屋やオシャレなカフェも多く並び、散策するだけでも楽しめます。たまにアートの展示会も行われており、芸術に興味がある方にも見逃せないスポットです。
谷中といえば「猫の町」としても有名です。以前に比べて路地裏で見かける猫の数は減ったものの、今でも時折その可愛い姿を見かけます。商店街では猫をモチーフにしたアイテムもたくさん売られており、猫好きにとっては、堪らない魅力的なエリアです。
3. 戸越銀座商店街/品川区
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全長約1,300メートルにわたり、3つの商店街がひとつになり、約400軒もの店舗が並ぶ商店街、それが品川区にある「戸越銀座商店街」です。全国に300以上存在する「〇〇銀座」の元祖とされ、その歴史も深く、多くの人に愛される名所です。
「戸越」という地名の由来については諸説ありますが、最も有力なのは、「江戸越えの村」(江戸を越えて相模の国へ到達する境界の地)という意味から名付けられたという説です。この歴史を反映して、古くから地域の重要な拠点として栄えてきました。
戸越銀座が「銀座」の名を持つ理由は、大正12年の関東大震災が関係しています。震災で被害を受けた銀座の街から大量のレンガを譲り受け、戸越の商店街に敷き詰めたことで、ぬかるみや浸水被害を防ぐことができました。この縁をきっかけに「戸越銀座」と呼ばれるようになったと言われています。
戸越銀座の最大の魅力は、その利便性です。東急池上線の「戸越銀座駅」がメインストリートに位置しており、2017年度のグッドデザイン賞を受賞したオシャレな駅舎が目を引きます。また、JR山手線の大崎駅や五反田駅も徒歩圏内にあり、都営浅草線の戸越駅もすぐ近くにあるため、アクセス面で非常に便利です。このため、近隣住民だけでなく、少し離れたエリアからも多くの人が訪れ、平日でも1万人以上が行き交う賑やかなスポットです。
商店街の通り全体が活気に溢れ、散歩をするだけでも楽しい雰囲気が漂います。戸越銀座の名物といえば、なんといってもコロッケやメンチカツ。おでんコロッケや餃子コロッケなど、ちょっと変わった種類もあり、食べ歩きの楽しさが倍増します。お店の前で気軽に購入できるのがまた魅力的ですね。
さらに、スーパーやドラッグストア、ファーストフードなどのチェーン店に加え、昔ながらの個人商店も数多く残っています。そして、疲れた体を癒すのにぴったりの「戸越銀座温泉」があります。天然の黒湯を楽しめる美人の湯として知られ、近所に住んでいたら毎日でも通いたくなるスポットです。
4. 武蔵小山商店街「パルム」/品川区
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戸越銀座商店街のすぐ近くに位置し、品川区のもう一つの大規模商店街が、武蔵小山商店街「パルム」です。この商店街も都内屈指の規模を誇り、全長約800メートルにわたって約250店舗が軒を連ねています。もし戸越銀座商店街とパルムを合わせて歩いたとすると、全長は2kmを超え、商店街を通り抜けるだけでも30分以上かかるほどのボリュームです。
「パルム」の特徴の一つは、その充実したラインナップ。戸越銀座商店街よりもさらに大手チェーン店が多く揃い、日常生活に必要なものが全て手に入ると言っても過言ではありません。戸越銀座とパルムをうまく使い分けるのも、生活を楽しくするポイントです。
さらに、パルム商店街の最大の特徴は、巨大なアーケード。どんな天候でも快適に買い物を楽しむことができるため、雨の日でも気にせずショッピングを楽しめる場所です。このアーケードは国際的にも最大級とされ、買い物客を暖かく迎え入れます。
昭和30年代から20年以上をかけて4つのアーケードが完成し、その後、「パルム」という名がつけられました。「パル(友達)」と、武蔵小山の「ム」を合わせたもので、「素敵な友達と逢える街」という願いが込められています。
パルムでは、食料品や居酒屋、薬局、服飾店、カラオケ店など、さまざまなジャンルのお店が揃っています。特に、リーズナブルな価格の店舗が多いため、若者や学生にも大人気です。また、複数のペットショップがあり、ペットと暮らす方々にとっても魅力的なエリアとなっています。
商店街の少し脇道に入ると、昔ながらの老舗が今でも残っており、美味しい和菓子や焼き鳥を提供するお店を自分で探し歩く楽しみもパルムの醍醐味の一つです。
5. 阿佐ヶ谷パールセンター/杉並区
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JR阿佐ヶ谷駅から東京メトロ・南阿佐ヶ谷駅までの約700メートルをつなぐアーケード街「阿佐ヶ谷パールセンター」は、戦前から商圏が形成され、戦後の復興によりさらに発展した商店街です。現在では約240店舗が並び、都内でも有数の規模を誇ります。「パールセンター」という名称は、一般公募で選ばれ、真珠のように結び合って繁栄していこうという願いが込められています。
阿佐ヶ谷パールセンターの特徴の一つは、イベントが盛んなことです。特に8月に開催される「阿佐ヶ谷七夕まつり」は、日本の三大七夕祭りの一つに数えられるほどの盛大なイベントで、毎年80万人もの人が訪れます。また、秋に開催される「阿佐ヶ谷ジャズストリート」など、音楽イベントも充実しており、イベント好きにとっては楽しみが尽きない街です。
阿佐ヶ谷パールセンターは、駅に直結しており、立地の良さからいつも多くの人で賑わっています。さらに、アーケードで覆われているため、雨や風を気にせずに買い物が楽しめる点も大きな魅力です。この商店街を通って帰宅できるような場所に住むのも理想的ですよね。
また、アーケードと並行して伸びる「中杉通り」は、けやき並木が美しく、紅葉や新緑の季節には散策が楽しくなります。昔ながらの個人商店とチェーン店が程よく混在しており、100円ショップや薬局も充実しているため、日常の買い物には困りません。
さらに、阿佐ヶ谷駅の北口に広がる「スターロード商店街」は、昭和の風情を色濃く残すエリア。八百屋や精肉店が立ち並び、夜には居酒屋が軒を連ね、赤提灯がともる中、下町人情溢れる雰囲気が漂います。仕事帰りにふらっと立ち寄って、ほろ酔い気分で帰るのも素敵な過ごし方かもしれませんね。
6. 吉祥寺サンロード商店街/武蔵野市
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「住みたい街ランキング」で常に上位にランクインする吉祥寺。その中心で、ひと際賑わいを見せるのが「吉祥寺サンロード商店街」です。JR吉祥寺駅と五日市街道を結ぶこの商店街は、全長約300メートルにわたるアーケードで、雨や悪天候でも快適に買い物が楽しめます。さらに、屋根には映像が映し出されるスクリーンがあり、日々訪れる人々を飽きさせない工夫がされています。
商店街には約200の店舗が並び、昔からの老舗も点在していますが、次々と新しい店がオープンし、常に進化を続けているのも吉祥寺ならではの魅力です。この活気あふれるエリアは、古き良き文化と新しいトレンドが融合する街の魅力を象徴しています。
吉祥寺には複数の商店街が存在し、その中で「サンロード商店街」と並ぶ二大商店街の一つが「ダイヤ街」です。サンロードのすぐ隣に位置しており、どちらもアーケードがあるため、初めて訪れる人には見分けがつきにくいかもしれません。しかし、夜になるとライトアップされ、その名の通りダイヤモンドのような輝きを放つのが特徴です。
ダイヤ街には、名物メンチカツや「吉祥寺揚げ」で知られる店、ドイツパンの専門店、お洒落な帽子屋など、個性豊かなショップが並んでいます。日々訪れても飽きることのない、バラエティ豊かな商品と店主たちの魅力が詰まっています。
さらに、商店街から徒歩数分で「井の頭恩賜公園」にも足を伸ばせます。人混みに疲れたときや、買い物後に一息つきたいときには、自然豊かな公園で心をリフレッシュするのも一興です。また、アート好きな方には商店街内の「吉祥寺美術館」もおすすめ。常設展は100円、企画展も300円と手頃な価格でアートを楽しめるスポットです。
7. 巣鴨地蔵通り商店街/豊島区
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「おばあちゃんの原宿」として親しまれる巣鴨地蔵通り商店街は、昭和50年代から60年代にかけてその愛称が広まりました。この商店街の歴史は、江戸時代の中山道にまで遡ります。かつて巣鴨は中山道の最初の宿場町として賑わい、多くの休憩所や茶屋が立ち並びました。
その後、庶民の信仰を集める「とげぬき地蔵尊」で知られる高岩寺が、都市計画の影響で上野から巣鴨に移転したことで、さらなる発展を遂げます。交通の便が整うとともに参拝客も増え、露天商が集まり、現在の巣鴨地蔵通り商店街の原形が形成されました。今でも買い物ついでに「とげぬき地蔵尊」にお参りするのが、この商店街ならではの定番コースです。
巣鴨駅を出るとすぐに目に入る特徴的なモニュメントから、都電荒川線の庚申塚駅まで約800メートルの通りが続き、約200店舗が軒を連ねています。その7割近くはシニア向けの商品や食品を扱う店舗であり、愛称にふさわしい内容が揃っています。
さらに、毎月4日、14日、24日に開かれる縁日は商店街の目玉の一つ。露店が並び、活気に溢れるこの日は、シニアだけでなく若者も楽しめるスポットとして賑わいます。
巣鴨地蔵通り商店街の名物の一つに「塩大福」があります。この一品はいつも行列ができるほどの人気。塩気と甘味のバランスが絶妙で、しっかりとした食感も特徴です。半世紀以上地元で愛され続けているのも納得の味です。
そのほかにも「千成最中」や「大学芋」、「巣鴨プリン」など、和菓子や洋菓子の絶品スイーツが揃っています。甘いもの好きにはたまらない商店街として、ぜひ一度足を運んでみてください。
8. 学芸大学商店街(西口・東口)/目黒区
東急東横線の学芸大学駅を降り立つと、狭い範囲に6つもの商店街が密集しており、まさに「商店街尽くし」のエリアが広がっています。これらすべてを総称して「学芸大学商店街」と呼ばれ、店舗数は600件以上。生活必需品から娯楽まで、何でも揃う利便性がこの地域の魅力です。
学芸大学商店街の中心となるのが、駅を挟んで東西に広がる「東口商店街」と「西口商店街」。東口商店街は、どこか懐かしい昭和感漂う個人商店が多く、老舗の本屋「恭文堂書店」や、地元で愛されるスーパーマーケット、ドラッグストアが軒を連ねます。また、カルディやファミレスなども充実しており、一人暮らしの学生から家族連れまで幅広い層が楽しめる構成です。
一方、西口商店街は有名な全国チェーンが目立ちます。「マクドナルド」や「スターバックス」が揃い、学生やサラリーマンにとって便利なスポットです。また、「千本桜ホール」という小劇場があり、落語や芝居を楽しめるというユニークな一面も。週末には、ショッピングの合間に立ち寄ってみるのも一興です。
さらに、学芸大学商店街から5分ほど歩くと碑文谷公園があります。弁天池では亀や水鳥を眺めながらボート遊びを楽しむことができ、買い物や食事の後のリフレッシュに最適です。この豊かな自然と商業施設が共存するバランスの良さが、学芸大学エリアに住む人々を魅了し、一度住むと離れられなくなる理由の一つかもしれません。
商店街を部屋探しの基準にしてみては
東京の商店街について本気でおすすめできるものを紹介してきました。いかがでしたか? 写真を見ただけでワクワクするような、魅力あふれる商店街が関東圏には沢山あります。 徒歩圏内に商店街があれば買い物も便利ですし、いざとなったときに助かります。
商店街がお部屋探しの決め手となったという人も、アンケートを取ってみると結構いらっしゃるようです。
カムチル賃貸で新たな引越しの体験を
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