これからの絵の制作と見せ方。【UNKNON ASIA 2020 ONLINE】を終えて
【UNKNOWN ASIA 2020 ONLINE】が12月13日の20時をもって終了いたしました。
一緒に参加していたアーティストの皆様、見にきていただいた皆様、それと何より運営に関わる皆様。本当にありがとうございました。
感想として、今回参加して本当に良かったです、レビュアー賞もいたくことができました。
でも、審査員レビュアーのレコメンド数は少なかったですし、チャットの書き込み、ビデオチャットでのお話も少なかった。
審査員賞にも届かずやはり悔しいです。でも参加したからこそ見えた物が沢山ありました。
初のオンラインでのアートフェアということで、参加前に思っていたことは
「アナログ作品の良さってオンラインで伝わるぅ〜?」ということでした。
「デジタル作品の人強いんだろうなぁ」などと、なんとなく思っていました。
それでやってみて思ったことは「アナログとデジタル関係ねぇな」ということでした。
誤解が生まれるかもしれないので補足すると、絵において原画が最強だって僕は思ってます。
モニター越しに見たアナログ絵と、生の空間で見る原画には情報量にものすごい差が絶対にある。
でも「作品の良さ」や「コンセプト」を「伝える」ことに関しては、関係がないなって思いました。
むしろオンラインの方がその手段は多いはず。
僕は「自分の絵を見せる」ってことばっかりを考えていました。これはよくなかったなぁと反省です。
今回参加して本当によかったことの一つに、
アナログで作品を作っている人たちで集まって「オンラインだからできたこと」を一緒に話し合えたことでした。
普通にお話していてそんなこと話し合うことなんてないですから。あの場、あの時だったからこそです。
僕の場合、動画をテーマを持ってきちんと考えて作るべきだったな。
それと作品の写真の撮り方でもっと伝えられる要素があった!
心がいつまでも小学生のままなので、絵描いたら「上手に描けてん見てや〜」って絵だけ見せちゃう。
思考停止しちゃうんですよね。アカンアカン。
それと自分の「ビニール袋力(りょく)」を上げること。
(ビニール袋力=ビニール袋を描くことに関する総合的な能力の意、画力〜社会情勢まで多岐にわたる)
【UNKNOWN ASIA 2020 ONLINE】2021年現在のペインター中島尚志の力を測り、知ることができました。
今回得た「伝えるにはどうしたらいいのか」という視点は、アートフェアに関わらずSNS上でもリアルな場でもどちらにも活かせることばかりです。
後は自分がどう動くか、結局これなんですよね。
あと忘れてはいけないのが、結果が振るわなかったからと言って「悪い」ではないということ。
やって2017年にUNKNOWN ASIAに出た時よりも、絶対今の作品の方が良いもんね。
タイトルの付け方も沢山褒めてもらったし(タイトルは絵の一部だと思っている派の人)
油彩にしたことも良かったと思う。伝わる人には伝わった!
顧みるところはかえりみて、良きところは褒めて、慢心せず、更新を重ねていきます。
そんな感じで今後も描いていきます。よろしくお願いします。
UNKNOWN ASIA 2020 ONLINEのブースは引き続きアーカイブとしてご覧いただけるようです。
まだ見ていない方はぜひどうぞ〜