キャンプ
見ず知らずの人達とキャンプをしていた。
長髪に髭をたくわえたコワもてのリーダーと呼ばれる男、謎の外国人夫婦、麦わら帽子の好青年とその部下だというワイルドな男に一匹の犬etc…
外国人夫婦が買ってきたチキンとポテトフライが少し食べられていて ちょっとした騒ぎになる。犬の口元に申し訳程度にポテトがはみ出ているではないか。
すぐさま 僕はリーダーに騒ぎの犯人が犬である事を説明した。
リーダは 犬を連れてくるよう指示。
言われるがまま犬を連れ出そうとするが
犬は震えながら 動こうとはしなかった。
仕方なく抱きかかえて リーダーの元へ。
リーダーは 犬を睨みつけ 盗み食いの罰として
服を着せろ!と僕に怒鳴った。
犬用の服が2着あったが サイズが悪くなかなか入らない。
されるがまま 無抵抗の犬。
痺れを切らしたリーダーが立ち上がった。
犬の服を新調してくる!!
そう言い放ちリーダーは外国人夫婦の内の妻の方を同行させた。
この時を待っていたと言わんばかりに麦わら帽子の男が立ち上がる。
リーダーが不在になった今が逃亡のチャンスだ!
麦わら帽子の男は 部下だけでなく 僕と犬にも
ついてくるよう促し
言われるがまま ついていく事になった。
少し離れたテントで外国人夫婦の内の夫がドラム缶風呂に浸かっており 逃亡を図る僕らを全裸で追いかけてきた。
走れ!急ぐぞ!
麦わら帽子の男を先頭に 僕と犬
そして 麦わら帽子の男の部下が続く…
麦わら帽子の男の部下が ある異変に気づいた。
外国人夫婦の内の夫は 銃を構えているのだ。
向けられた銃口から 放たれた弾丸は
僕らを庇うように 麦わら帽子の男の部下の腕を
貫いた。
映画が上映される音が鳴り響き
僕らは 劇場にいた。
拍手喝采と共に リーダーと麦わら帽子の男と僕は
立ち上がり 会場に向けて一礼した。
僕らが出演した映画 「夢の話」が何かの賞を受賞したらしい。
もちろん これは 夢で見た話なのだが。