おうち時間に子供の頃の夢を叶えた話し
コロナウィルス感染拡大防止の観点から、4月17日夜に緊急事態宣言が全国へ発令されました。
既に7都府県には発令されており、隣町のイオンモールなど大型商業施設は当面の間休館となっていたり遊戯施設やトレーニングジムなどはもっと早くからクローズされており、仕事が終わった後や休日などの余暇を充実させる͡消費行動がことごとく規制されてしまいました。こんな状況なので致し方ないとはいえストレスが溜まってしまうのは仕方がありません。
いちばん悩ましいのが外食がなかなかできなくなってしまったこと。お店自体も経営が苦しいでしょうけど食べたいものも食べに行けない客側だってとても寂しいのです。そして次に辛いのは生活必需品の買い出し以外、観光はもちろんのこと服や雑貨や本など気持ちや時間を豊かにしてくれる消費ができないこと、そして友達や彼女など会いたい人にも会えない日が続くこと。個人的には女性とセックスできなくなってしまうことが結構ツライですね。
などと嘆いてばかりいても始まらないので、自宅でできることの中で今までやってこなかったことリストの作成をしてみました。
①ギター練習、②読書量増やす、③部屋の片づけと模様替え、④大掃除、⑤ラジコン作成
こんなところでしょうか。意外とやりたい事ってすんなり出てこないものですね…普段は外出して街を見たり人を見たり刺激を受けてるだけで楽しいし、彼女とデートして美味しいものを食べて自分1人では食べないようなスィーツ食べて、欲望のままにセックスできてるだけで満たされてたんだなとつくづく感じます。何でもないようなことが幸せだったと何かの歌詞のようですね。
今回いちばんやってみたかったこと、⑤のラジコン作成について実践しました。但し一から作成はハードルが高すぎるしあまりにも時間がかかるので、完成品を購入し、カスタムをするということに挑戦しました。
僕が小学生のころ、どうしても欲しかったけど買えなかったものがタミヤ模型のラジコンキットです。当時はホーネットやマイティフロッグなど流行りでちょっとお金持ちだとホットショットとか持ってる友人がいたり。エントリーモデルとしてグラスホッパーがありましたが当時の僕にはあまり刺さらず、ホーネットを狙ってましたね。
時は流れて数十年。
ラジコンを始めようとネットで漁っていると、当時のモデルが復刻してるじゃないですか!ホーネットにマイティフロッグにホットショット。そして…え?グラスホッパーこんなにカッコよかったっけ???完成品プロポ付きで13,000円で買えるの?当時はキットとプロポで30,000円~だったじゃないか。今はいい時代になりましたねぇ。ということでグラホパをポチり、待つこと2日。
想像の2倍ぐらいにデカい箱で届きました笑
と、とてもいい…!なんだかんだ言ってグラホパが一番スタイリッシュだなと思います。シンプルなメカや構造故に走破性能は他の車種に及びませんがその分無駄を削ぎ落したスマートさ。ただ一つの難点があまりセンスの良くない純正カラーリングとデカールワーク。ここをガラッとカスタムしていきたいと思います。
手始めに、手軽にできるタイヤのホワイトレター化に挑戦。ホームセンターで白の油性ペンを買ってきて塗っていくだけ!のはずですが、40も中盤に差し掛かる僕にとっては細かすぎる作業なので、母のHAZUKIルーペをお借りしての作業と相成りました。
子供のころから手先は器用な方で細かい作業も得意だったので仕上がりも満足できるレベル。こうやって好きな作業していると、フロー状態に入れて時間の感覚がなくなっていきます。気づいたら数時間経ってるとかびっくりしますね。
今回カスタムのために購入したパーツとステッカー。
ステッカー:BLOCK HEAD MOTORS、#FR2、Vanquish
アルミサイドバンパー:NK企画
ビレットインナー:t4works
アルミフランジロックナット:t4works
ステッカーワークの前にパーツが正常に取り付けられるかの確認で仮組してみました。
いい感じに取り付けできます。NK企画のアルミサイドバンパーについては、純正の樹脂バンパーよりも若干開き具合が大きいのか、ボディをシャーシにビス止めする際に若干サイドウィングと干渉し押さえつける力が必要になりました。アルミインナービレットはサイズ感も付属ビスの具合もばっちりでしたが、単にビスでお手軽に装着可能と高をくくってるとちと凹みます。結構な根気が必要でした…
さて、次はボディに貼ってある純正デカールの剥離作業です。ドライヤーで温めながら剥がしていくと比較的きれいに剥がれてくれます。ここもちょっとしたコツがあるように思うのですが、あまりがっつり温めすぎてしまうと粘着剤が柔らかくなりすぎてボディに残りやすかったです。このネバネバが結構な範囲で残ってしまい、どのように処理するか悩ましかったです。結局、自宅にあったライター用オイルを布に含ませ根気よく拭いて落としていきましたが、すべてをきれいにはがすことはできませんでした。粘着が残ってしまった個所は上から貼るデカールでごまかすことにしましょう。
すべてデカールを剥がし、ライター用オイルで拭き上げ、そのあとに中性洗剤で洗い流しました。そしてデカールワークへ。塗装は避けたかったことと、目指すデザイン的にカッティングシートで十分再現可能との判断でベースは上記のような感じで。赤い部分は全てカッティングシートを貼りました。窪みや曲面もきれいに貼れたのではないかと思います。
僕は何事も指針となる計画を立てないとイヤなタイプで、特にこういった作業になるととてつもなくその性格が発揮されます。パソコンでこのベース車体の写真にステッカー写真を切り貼りして完成イメージを作成しました。それがこちらです。
パッと見これが現車写真と見間違うくらいの完成度。我ながらこういうことにかける情熱はすごいと思うわ…これ、このまま作りたいと思うほど完璧に配置できました。とても神経質な性格なので配置バランスやカラーバランスが気に入らないと途中でイヤになるのですが、今回は100%納得できる。
配置が決まったら早速ボディに仮貼していきます。パソコンでの切り貼り作業ではボディとデカールのサイズ比がわかりづらいので多少の隙間感は違うのと、実際購入したデカールセットと参考にしたデカールのバージョンが違うのかデザインが少し違っていたのでカラーバランスが少しだけ違う仕上がりになりました。
BLOCKHEAD MOTORSさんのシャーシデカールが秀逸!ここを塗装するのは手間かかるのでどうしようかと思ってましたが、こんな便利で仕上がりばっちりなものがあるんですね。シャーシ部分に色がつくとボディの厚み感が増して車体が大きく見えるんですよ。
そしてボディカスタムが終了して出来上がったグラホパがこちら!
ほぼほぼ、イメージ通りの仕上がり。というか想像してたものよりも良い仕上がりになりました。一部、グラホパの純正デカールで再利用したいものは丁寧にはがして使ったり、貼るサイズや角度を現車合わせで調整したり。
出来上がった時の嬉しさや達成感は、ここ数年感じたことのないくらい充足感に溢れてました。こんなにワクワクしたことも久しぶり。脳内にセロトニンやドーパミン、オキシトシンなどきっとドバドバ出ていたのでしょう。次の日も朝から気分よく機嫌よく目覚めることができました。自分がどんなことで幸せな気持ちになれるか?どんなことで脳内の幸せホルモンがドバっと出るのか?それは自宅にいながらでも感じることができるものだということが体験できました。
憧れを見つけて、それに近づくために段階的に計画を立てて実行し、要所要所で達成感と満足感を得ること。人間が機嫌よく前向きでいる原理原則とははこれに尽きるんだと思います。
ちなみに、今回の一番のお気に入りカスタムポイントは、ドライバーのおじぱん化です。
それにしても、楽しかったなぁ~。こうやって振り返ってても楽しさをまた味わえる。
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