【感想】出島小宇宙戦争
デジタル・マジカル・ミュージカル
『出島小宇宙戦争』
作・演出/谷 貴矢
ご縁があり、2020年2月に東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)で実際に鑑賞させて頂きました。場所によっては、すごく見づらいという劇場ですが幸運にもセンターでした。
今回は、楽天オンデマンドにて2度目の視聴をしました。
いつもながらのネタバレありの感想を綴ります。
美しい、真ん中が本当に良く似合うカリスマ性を感じる鳳月杏さん
わたしは、この方の男役発声が大好きなのです。色気があって艶と粋があるという声にときめきます。超絶スタイルもさることながら、横顔が端正です。
また、舞台技術も高いな…と手放しで褒めっぱなしにしてしまう程に大好きなジェンヌさんです。
ストーリーは、骨頭無形なようでわかりやすい。登場人物は多くても、個性的でキャラクターが立っているなあと感心します。
また、皆のお衣装もいいですね。
史実人物の名前が使われていたり、江戸時代に日本人が西洋人に対して使った比喩をシーボルトのビジュアルに反映していたりと、随所に見える拘りも好みです。
カゲヤス銀髪の鳳月さんがひたすらかっこいい役。
登場のシルエットだけでかっこいいのが分かるのがすごい。
ストライプの変形スーツ?コートもかっこいい…
リンゾウの暁千星さんは、スタイルに目を見張る。歌もダンスも好き。
あの衣装も素敵です。可愛いお顔のイメージでしたけれど、かっこうよかったなあ。
ふたりの並びも、殺陣も美しい…!
シーボルトの風間柚乃さんは、存在感がすごい。顔も彫刻みたい。
滑舌がよくて、不思議な雰囲気もよく醸されています。
メイドの蘭世惠翔さんはドールフェイスですね。2人が密着してるさまは何とも倒錯的な印象。
カグヤの海乃美月さん、彼女の発声も綺麗。顔も身のこなしも可憐で美しい。
可愛いうさぎさんは、特にブルーのうさぎさん詩ちづるさんの小顔、超絶スタイルに劇場で見た時から惹き込まれたのですが、映像でアップで観ても可愛いな。
まわりを固める役者さん達も、上手い方が多くて安心してハマって鑑賞できました。
「タダタカに怒られるわよ」
「違いない」(この言い方が好き)
ふたりのハッピーエンドでも、バッドエンドでもない別れ方にある種の余韻を感じました。
ひたすら、かっこいい鳳月杏を堪能できて幸せな作品でした。
フィナーレも上質でした。
海乃美月さんは華やかで上品、おとなの魅力に溢れています。
男役の群舞も圧巻…
デュエットダンスは、オンデマンドでは割愛されているようですね。
実際に見た時はあまりの美しさに気絶しそうになりました。
映像に残らないというのは残念でなりませんね。
それでも、何度みても満足です。
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