【感想】柳生忍法帖

宝塚剣豪秘録
『柳生忍法帖』
原作／山田 風太郎「柳生忍法帖」（KADOKAWA 角川文庫刊）
脚本・演出／大野 拓史

今年の観劇納めは、東京宝塚劇場に星組さん公演です。
思えば一年あっという間に終わってしまいました。観劇の年間総括は別に、本日は観劇の感想を記したいと思います。
言い訳がましいのですが、配信も新人公演もタイミングが悪く視聴出来なかったので初見で全てを消化できず相変わらず語彙も育っておりませんので、拙い内容ではございますが了承願います。

なかなか観劇後も遅筆で寝かせていたら、本日が大千穐楽！！まことにおめでとうございます。

視聴は叶いませんでしたが、頑張って感想を書きます〜〜

ネタバレも見ずに…というか、何だかしばらくSNSから遠ざかっていたので幸運にも目に触れなかっただけなのか情報を入れずに観劇させていただきました。
新人公演も、ムラの配信もタイミング掴めず。でも、それで良かったのかも？

はじめてお会いするのに親愛なる感情を抱くフォロワーさんと一緒の観劇で、やや舞い上がっていたかもしれません笑

冒頭から全く話についていけず汗
時々、セリフも聞き取れず…とりあえず何となく敵討ちなんだなという事を掴む。
なかなか、主演の礼真琴さんが出ないなあ〜なんて思ったら、格好良すぎる登場！！
いい声〜〜

話は、分かりづらい程わからないということもないけど、山場とは？？というくらい自分のテンションが行方不明になりました。
ゆらは、いつの間に十兵衛先生の事が好きになったの？？かっこいいけど、突然だったなあ（天を仰ぐ）
オチはカサノバ並みの水戸黄門だったなあ…（天を）

キャストの感想

礼真琴さんの十兵衛先生は、身体能力が高くて見事な殺陣に感動。
あの殺陣に歌まで歌うって凄いな…刀などの武器捌きも見事過ぎる。速くて型も丁寧。
時代劇チャンネル好きなわたしですが、ここまで動ける人もなかなかいないよーと感心しました。
剣豪というにはスタイリッシュでシャープなんだけど良かった。
お茶目さもありながら、皆に慕われる優しさと包容力を持った素晴らしい主人公だったな。
礼真琴さんの少年マンガのヒーローっぽさは他の人には無い良さかなと。

ゆらの舞空瞳さんは可愛かったなあ。ヒロインだけれど、出番少ないし、可哀想な役回りだった。
舞空さんはどんどん歌がうまくなるなー
冒頭の歌も良かった。傾城風の衣装が似合う。胸の前の蝶にも蛾にも見える結びが既視感あるのだけれど思い出せなくてモヤモヤする。

愛月ひかるさんのラスボス感良かった。ラスボスなんだけど、美麗なのよね。
作り込まれたビジュアルに、彼女の美意識を感じた。あんなに正統派なビジュアルをお持ちなのに、悪役がうまい。
わたしは、彼女の悪役がすごく好きです。（ショーの白軍服は完璧だったけど！）
過去の若かりし芦名も哀しみ、無念さが伝わるお芝居で良かった。それぞれの立場での正義があるのだろうね。愛月さんの演技は、そんな余白を想像させる。退団後の活躍も楽しみです！

沢庵先生…顔が可愛すぎないか笑
おじさん役なのに、天寿さんが美人で可愛いから不思議な感じだった。顔が良過ぎる。

七本槍は個性爆発していたけど、わりに呆気なかった…感じがする。
極美さんと、綺城ひか理さんのスタイルの良さに目を奪われがちでした。
瀬央ゆりあさんは堂々とされていた。美しかったし、歌唱も良かった。瀬央さんの悪役好きです。

白妙さんの千姫は、存在感があった。わたしのなかでは、水戸黄門であった。格好良かった。

堀一族の女性らは、小桜さんと音羽みのりさんが特に目を引く。小桜さんのヒロイン声が好き。

有沙さんは、美しいのだけれども前回ロミジュリの乳母といい、その美貌を存分に活かしていないお役だと個人的に思う。（圧倒的な美！みたいな有沙さんが見たいだけなんだけど…）

朝水パパの色香が好き

瑠璃花夏さんの天丸可愛かった。天丸の姉、都優奈さんが歌がうまい、声も綺麗…いつの日かエトワールを願っています。きっと泣く。

おわり