【婚活】土日で冷める恋
今日のテーマは、なぜ人は土日を挟むと冷静になってしまうのか、である。
■なぜ人を好きになるとこんなにも
もうあんまり覚えていないのだが、すごく優しい良識的な、テレビ局員と婚活をしたことがあった。
事前情報として、旧帝大卒、仕事はマスコミ関係と聞いていたが、会ってみたらなんとキー局のテレビマンだった。
丁度オリンピックを控えている時期で、わたしは彼の話を興味深くきいた。どうやって外国からの中継をするのか、どうやってオリンピックに向けた事前準備をしているのか…
知らない世界や知識の話をされると、こちらもワクワクどきどきするし、途端に相手が魅力的にみえる。
わたしは『あれ、ひょっとしてわたし、彼のことが好きかも?!』とおもい、『次の週も会いましょう』という誘いに一も二もなくのっかった。
正直、なんて素敵な人なんだ、と思ってどきどきした。寝ても覚めてもデートのことを考えていた。
『わ〜!!たのしみだなぁ』と毎日当日着ていく服をかんがえた。
のに、
である。
■ラジオネーム恋するうさぎちゃん
しかし、翌週わたしたちがわざわざ予約をし、一時間も電車を乗り継いで到着した落ち合ったスヌーピー博物館で、
私は『あれ…?』という気持ちに襲われた。
こんな顔だったっけ?
こんな声だったっけ…???
そう、私は彼とのデートを楽しみにしたばかりに、
彼のことをめちゃめちゃ美化してしまったのだ。
目とかもっとでかかったような…足も長くて、肌も白かったような……
恐ろしいことである。
その日いちにち遠出してデートをしたのに、私はずっと違和感に襲われていた。
私の中の彼と、目の前の彼が別人にみえる。
一つ原因として、このデートを楽しみにしているあまりに、
前夜貫徹をしたという小学生女児みたいな行為の影響もあっただろう。
あったにちがいない。
あったとしかおもえない。
とにかく私は、あんなに楽しみにしていた彼とのデートを全くたのしめず、そしてそのデートが、当然ながら彼との最後のデートになった。
■少女漫画脳
振り返ると、わたしの人生は少女漫画によって成り立っていた。少女漫画をよみ、少女漫画にいかされ、少女漫画によって脳みそのシナプスが繋がっている。
つまり、
勝手に盛り上がって勝手に冷めてしまったのである。
少女漫画よろしく…
学生時代も、クラスメートをすきになると、一瞬めちゃめちゃ盛り上がって土日にさまざま妄想して、月曜日には冷めていることがよくあった。
やばいときは妄想の中で老人となった相手を看取ったこともある。
結局わたしはノリと勢いで恋をしていて、そして勝手に満足してしまうのである。
まさかこの年齢になっても変わっていないとは驚愕であるが………
と、いうことで。
わたしは、とにかく真剣に恋をすることにした。
少女漫画脳からの、脱出を決意した。
以上2ヶ月にわたってかいてきた婚活記録が、婚活シリーズ序章である。
そして
ついに明日から
現在の彼氏との出会いの話を書いていきたいと思う
つづく
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