見出し画像

民泊利用してみた話

先日、いろいろあって福岡にいかなくてはならない用事があったのだが、そういえば宿泊した民泊施設が結構おもしろかったので、その時のことを記録に残したいと思う。



前回の予告と違って大変申し訳ない。

※こんな時期に県を跨ぐな!という意見もあると思うが、詳しく言えないもののやむを得ないこともあるのでここは許してほしい。

■格安航空券を買おう


今回の福岡行きは、刑期40年の刑務所こと会社がお金を出してくれる系のものではなかった。(簡単に言うと出張ではないということ)


月の給与が胡麻5粒の現物支給であるわたしは、当然ながらできるだけ経費を抑える必要がある。


とはいっても、じゃあ夜行バスで行こうというのはコロナがこわいし、車で行こうというのはおしりも座布団になるのでいただけない。

そこで、『早朝便』という奥の手にでることにした。

飛行機に乗ったことのない人はあまりピンとこないかもしれないが、早朝に出る飛行機の便は、そこへ向かうための電車の始発が間に合わない人が多いため、価格が安くなる傾向にある。

今回わたしは事情あり彼氏を引き連れて福岡にいったため、すべてのチケット手配を彼氏がしてくれた。


そして、私の『全力でやすいチケットにしてくれ』という要望により、



成田に前泊、早朝便



という凄まじい旅程となったのである。



なんと、最も安く福岡に行こうとすると、成田に泊まるという選択が一番安価だったのだ。


わたしは貧乏旅行が大好きなので、この選択に喜々としてのっかった。


■成田の宿


成田の宿はすごかった。


みなさん、住宅宿泊事業法という法律をご存知だろうか。


東京オリンピックに向けて制定された、そこらへんのマンションを宿泊施設にできるというウルトラC法律である。ようはオリンピックをするのにホテルが足りないので、空き物件をすべて貸し出せるようにしようというのだ。


今回の宿はその民泊施設であり、普通のマンションの中にある。





はずだった。



宿についたわたしは、衝撃の光景を目にすることとなった。












デスゲーム会場?




足を踏み入れた瞬間から、怪しさが満点である。
ロックを開けて入ると、ここが施設のエントランスで、さらに各部屋のドアに鍵がついている。
壁は極薄である。


なにこのセンス。なにこの空間。


百歩譲ってダルマはわかる。
Japanese traditional ダルマ。
外国人観光客は喜ぶかもしれない。



が。








問題はこれである。




なにこの『コスモス歯科』のおどろおどろしさ。



全部の歯、ペンチで抜かれそう。



しかも左に貼られた大量の指名手配書。



もうね、これはあれだよね。



悪人のアジト。



ちなみに、ベッドは二段ベッドで、シルバニアファミリーのベッドに激似であった。


これと激狭のユニットバスしかない部屋




/『それではみなさんに殺し合いをしてもらいます…』\



■一泊して向かうは福岡



ということで、デスゲーム会場に一泊した我々は飛行機にのって、九州は福岡、博多にむかった。



みんなだいすきチロリアンの看板


そしてさまざま用事をすませ、その夜は福岡の素敵な民泊施設に泊まった。


ここは普通のマンションの一室で、成田の施設と違い、大きなベッドがあり快適だった。




が、今度はめちゃめちゃダニがいて、翌朝体が猛烈に痒くなった。




すげえな、民泊。


まぁ民泊にホテルと同じ質を求めることが間違いなので、これは仕方がないことと言えよう。
みんなもここらへんは覚悟して民泊に望むべきである。



カレーが食べたいものは、素直にアパにゆけ。

でも、今回極力人に合わずに帰ってきたかったので(コロナを持ち込むのも持ち帰るのもやばいから)、その点は民泊はチェックインチェックアウトなどスルーできてよかったナァ。


部屋で食べたモンブラン
(食べかけですみません)
晩御飯のもつなべ


■マリンワールドへいったよ

ということで、せっかくなので最終日に水族館におじゃました。

↑彩度をあげたら知らないおじさんが真顔で写っていたので緑の丸で消しました。ごめん、おじさん


ちょうどあつまれどうぶつの森コラボをしていて、
あたしがいつも無視するカモメが水槽で寝ていた。

飲み物のクリームに転写されたラッコさん


レアにしてるので、焼石で焼き加減調節して食べてくださいね〜と言われたのに最初からしっかり火の通ったハンバーグ


イルカショーもみたのだが、これが絶句するほどやばかった。



『わッ!スタンド最前〜🥳』とかふざけて喜んでいたのだが、この5分後、


シャワーを浴びるより濡れて、なおかつその勢いにコンタクトを紛失した。


普通にTシャツを買わされたし、となりの赤子は泣いていた。


ちなみに彼氏のズボンは海水によって夜には塩を吹き、半年風呂に入っていないバックパッカーみたいな服になった。



我々は残酷な気持ちになって帰路についたのであった。 



おそるべし福岡パワー。

またこんどいくね。


おしまい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?