言いたい事しか言えないこんな世の中は
自分の機能不全がすごい。
最近いつも・・・ほしいとも思っていない情報を
毎日、毎日 処理しきれないだけ集めていて
大量に集めておきながら、
それらから何も得られていない。すごく不健全。
本来 インプットするべきものを入れる余裕がない。
アウトプットしたい(しなきゃいけない)ことも、
うまく処理できない。
もっと具体的に言うなら・・・日々 様々な情報に影響されていて、
それらについて、自分では考えていないつもりでも
いつのまにか あれこれと考えてしまい、神経がすり減る。
神経がすり減ってくると、体力がなくなってくる。
体力がなくなると、自分がやりたいコトも
「やらなきゃいけないコト」も、
実は やらなくていいことも 見分けがつかなくなる。
それらの見分けがつかなくなると、
その時・そのタイミングで『できるコト』だけしちゃう。
今見たら、疲れちゃうから・・・
苦手なFacebookは見ない。
(自宅に届いた郵便物の処理も できない)
仕事は、休めないから・・・
なんとか行く。
何かで時間をとられたら・・・
他のことは もう、しない。
いま無理したら 身体、壊しちゃうから。
って・・・自分の心と体を最大限に守ろうとして
こんな判断基準で生活していたら、
しなきゃいけない連絡さえ できない状況になってる。なう。
(はい。言い訳です。ほんとうにごめんなさい)
(東京オリンピックからの、お盆のコンボに やられた)
(でも、ちょっと元気でてきた。戦い方も わかってきた。
また すこしずつ動くね。待たせてしまって、ごめんなさい)
でも自分以外のみんなも・・・多かれ少なかれ、
そんな状況なんだろうな~、と思っている。
誰も、何も、僕に言わない。みんな、優しいから。
だから僕も、誰にも何も言えない。
コロナの影響だ。
ほんと、これは災害なんだな って実感する。
人によって状況も違えば、戦い方・守り方も違うから……
誰に何をどこまで言えるのか。お互い分からない。
相手を慮れば、慮るほど なおさら。
みんなに「自分を一番大事にね」って言うと、
何にもできない気がしてきちゃう。
みんな、自分を一番大事にしてほしい。
いっしょに生きようね。
* * *
突破口になったのは、読書だった。
「ほんとうは先に、やらなくちゃいけないことがあるんだけど・・・」
と思いつつ 誕生日に、自分の為に買った本を 一気に読んだ。
一気に読んだ後・・・
自分がほしいと思う情報を手に入れるっていうのは
こんなにも健康的で、心(精神面)に栄養をもたらすのだなぁ
と実感した。
急に頭の中がすっきりしたし。
やりたいことを整理できるようになった。
だから こんな状況だし、リスクの高いことはできないけれども
(安全に楽しめる範囲で)
自分の心にも いつも通り・・・いや、いつも以上に?
きちんと栄養をあげなきゃ だめなんだなぁ、と分かった。
▽ ちなみに読んだ本は、これ。
https://apresmidi-publishing.com/books/78/
郷内心瞳先生の、『拝み屋奇譚 災い百物語』。
いまの僕にとって いろいろと良いヒントがありました・・・。
(※個人的に)
話自体も、面白かった。
怖い話や怪しい話が平気な人には、郷内先生の本を すすめたい。
* * *
いきなり襲ってきたストレスまみれの日々の中では
その時・そのタイミングで できるコト
しかできなかったわけで。
大事な連絡や、何か考えて返したいものに対して
なかなか言葉が出てこない一方
(日々、大量に要らない情報を取り入れる反動か?)
「何か言いたい欲」は、めちゃくちゃ溜まった。
だから安易な、しょうもない発信を日々 たくさんした。
でも、そんな しょうもない発信したところで
フラストレーションは解消されない
・・・という悪循環に陥った。
言いたいことを・・・
それでいて、言いやすい・言えるようなことを
とにかく言いたくなっちゃう現象は、
たぶん僕以外の人たちにも 発生している。
疲れていると・・・
大事にしたいものには、とたんに無言になってしまう。
でも それとは別に、言いたい欲は たまっちゃうから……
「言える」(※発信可能)って判断したコトだけ、
すぐ 言っちゃうんだね。
言いたい欲がたまっている時に、やっぱり体の中には
言葉が多く ありすぎるから(※僕の場合は)
他人からの言葉を受け取る余裕も なくなるんだよねぇ・・・。
吐き出さないと、次を受け入れられない。
僕が文章を書くときは いつも・・・
もしも、誰かが読んでくれたら うれしいなぁ
って思って 書いている。
ただ、今回ばかりは・・・
いつも読んでくれている「誰か」に、
届かないんじゃないかと思う。
でも大丈夫。今は、余裕がないのも お互い様だから。
POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜
またね。