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#348 介護職は生き残れるか?

こんばんは フミオです。

まだまだ暑いです。体調を崩していませんか?正直、残暑バテの私です。
さて、本日は、海外から来た特定技能実習生のことで感じたことをnoteします。


■実習生と買い物

 日本に、介護の技能実習として来日した方のサポートをする機会に恵まれました。来日され、まだ、1週間を経過していない皆さんの研修の合間の買い物です。

宿舎は、事業所が準備してあります。しかし、毎日の食事については、地理には当然詳しくなく、どこに何が売っているかもわからない状況です。
食事をつくる当面の食材と生活に必要なものを調達に・・・・車で外出。

某スーパーに到着するともう一人のスタッフと店内を合計9人で回りした。役割があのか、ないのか?個人プレイからコンビプレイで店内を移動して品物をカートを押して展開していきました。

全員には、付き添いきれないので、食材を買うチームの後を一緒に回りました。お肉から、魚介類を選びながら「お値段的には、高い!」とのコメントを耳にしながら、相談にのりながら・・。特に、食べ物に文化的宗教的な制約もない様子でサクサク買っていきます。

因みに、全員女性です。その為か、「甘いモノ」のところでは概ねみんな足を止めて「これは、何?」と質問がありました。

その甘いモノは、みたらし団子と豆大福・・・。お団子の上にかかっている「みたらし」と大福の中身・・。日本語ができる人数名に、お醤油と小豆について伝えて、一緒にいた子たちに伝えてもらいました。

■セルフレジへ

 異国から、それも生活環境がどんなところからきているか?なので、日本の生活は、どのように映っているのか?、(馬鹿にしている訳ではないですが)買い物カートを押して、誘導した私の影響か?みんな「セルフレジへ」

レジの方もいたので、手伝ってくれましたが、戸惑いながらも概ねスムーズにセルフレジを通過!(20代のみなさんと還暦に近い私のギャップ?)
まったく、問題に感じない様子でした。

海外に出て、日本で働く覚悟のある人間と、日本の便利さに慣れたおじさんとの「生きる」ことへの貪欲さの違いかもしれませんね。
昔の「金の卵」として、東北から東京へ家族と別れて出稼ぎにくる映像、映画「三丁目の夕日」の場面と実体験はないけれども、似たような印象がありました。

■一人の子がみせた感謝の気持ち

 概ね買い物を終え、ちょっと細々したモノを見ながら店内を見ていると、ひとりの子ともう一人のスタッフがないやら会話をしていました。
そのスタッフから、その後会話の話を聴くと「会話していた子が、私たちにペットボトルの飲料を購入したい」との内容でした。

まだ、働いてもなく自分で持っているお金ぐらいしかないのに、そんな気持ちを表してくれるのか?!と正直驚きました。
年齢は20歳ぐらいです。配慮ができる子もいるんだな~と驚きと感動してしまいました。

お金を稼ぎにきている身でもありますが、改めて、日本の地で生活していくという覚悟があるのかもしないとも思いました。

■同時に、去来した未来

 日本人は、介護の仕事を選ばなくなっています。しかし、今後、人手不足だから、どんどん海外から人を頼んで働いてもらい、場合によっては生活を継続してもらうこともあるかもしれません。

そんな時に、「他国に来て間もない、海外からの人が見せる配慮の気持ち」こんな気持ちが今後日本人にどれだけ残っていくでしょか?
介護の仕事につくことが、今後20年後に日本人が考えた時には、上司は外国人、同僚も外国人・・・。

そして、一緒の土俵で仕事をして、評価を受けてお給料が決まる!
これからの日本人の競争相手は、AI・介護ロボット・海外から労働者になります。日本人が介護の仕事がしたくてもできない時代がくるかまもしれません。

■今日のnote

 私、私たちは覚悟しなければならない!
仕事を海外の人に奪われること、外国人が上司になること、人手不足より競争相手が増えることを・・・。

生きることに、もっと貪欲になってしたいことを探していかにと、ただ何となく仕事をしているだけでは、みじめな日本人になるだけかもしれません。
そして、日本の社会保障制度は、海外の人も使い、支える制度になるかもしれません。

その覚悟が、あなたにありますか?

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