Bibliobattle of the Year 2021 大賞授賞式開催リポート
この記事は、2021年12月19日(日)に行われた、Bibliobattle of the Year 2021 大賞授賞式の開催リポートです。
Bibliobattle of the Yearとは、全国に広がるビブリオバトルに関わるユニークな活動を発見し、それらの活動を多くの人に周知することで、各地の活動をさらに盛り上げていくことを目的として、2016年にビブリオバトル普及委員会が設立した表彰制度です。
今回、Bibliobattle of the Year 2021 大賞には次の3つの候補(優秀賞受賞団体)が上がりました。
生駒市図書館と生駒ビブリオ倶楽部
2013年より定期開催を続けている団体です。
2020年はソーシャルディスタンス、参加者のリモート参加などの感染予防対策を実施しながらの大会を開催。
定期開催でもオンライン配信積極的に取り入れ、関西圏だけでなく全国各地からの参加者を集めた点が高く評価されました。
『英語でビブリオバトル実践集』執筆者
2021年2月に出版された『英語でビブリオバトル実践集』(子どもの未来者)は、全国の英語教員や支所たちによる、英語で行うビブリオバトルの実践例が豊富に取り入れられています。
留学生の参加や大会の様子、紹介におすすめの本の目録など充実しており、誰もが挑戦したくなる内容になっている点が高く評価されました。
ビブリオバトルin八戸
デーリー東北新聞社と八戸学院大学が2014年から毎年開催しているビブリオバトルの大会です。
高校生の部、大学生の部、一般の部の3部門でのビブリオバトルを行うほか、各部門の予選会を勝ち抜いた発表者は決勝戦に進むなど、ビブリオバトルを通して八戸市の全世代で交流する機会を作っている点が特徴。
大学と企業が中心となり、COVID-19の感染予防対策をおこなった上で、地域全体を巻き込んだイベントとして継続的に開催されている点が高く評価されました。
大賞は、「生駒市図書館と生駒ビブリオ倶楽部」が受賞。
大賞を記念して、表彰状とオリジナルの盾が贈呈されました。
生駒市市長の小紫雅史様と、生駒ビブリオ倶楽部部長の矢倉芳夫様からは、受賞スピーチをいただきました。
小紫様からは生駒市についてのご紹介がありました。
「本当に魅力ある市区町村ランキング」で1位に輝いたこともあるそうです。
まちづくりのビジョンに「自分らしく輝けるステージ・生駒」を掲げ、そこから「図書館を拠点に、人々の交流ができないか」という視点から様々なイベント・ワークショップを開催しています。
聞いていると生駒市に伺ってみたくなるスピーチでした。
矢倉様からは生駒ビブリオ倶楽部について、全国大会の開催についてお話をいただきました。
様々な得意分野を持つ方が集まって開催しており、例えば音楽が好きな方が「100万円近くする音響機材を持ち込んでのビブリオバトル」を実施したところ、音響が良すぎて発表がうまく聞こえなかった…というお話もありました。
ビブリオバトルに参加することで普段手にとらない本を知り、自分自身のアップデートができるのではないか、そのためには定型的な活動だけでなく、時には一歩踏み出したような開催もしていきたいとお話しされていました
2022年3月には7回目の全国大会も予定されており、さらに大きく広がりを見せていきそうです。
大賞授賞式の模様は、YouTubeでもご覧いただけます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
詳しい受賞理由や、他の賞の受賞者については、Bibliobattle of the Year 2021公式サイトよりご確認ください!
【Bibliobattle of the Year 2021 公式サイト】
【知的書評合戦ビブリオバトル公式サイト】
【Bibliobattle of the Year 公式Twitter】