平野共余子(ひらの・きょうこ)
東京生まれ。1979年よりニューヨーク大学映画研究科に留学、88年博士号修得。博士論文は英語で92年に「Mr. Smith Goes To Tokyo: Japanese Cinema Under the American Occupation 1945-1952」 (スミソニアン研究所出版)として、その後日本語で98年『天皇と接吻 アメリカ占領下の日本映画検閲』(草思社)として出版。86年より2004年までニューヨークのジャパン・ソサエテイー映画部門で日本映画の上映に携わり、この体験は06年に『マンハッタンのKUROSAWA 英語の字幕版はありますか?』(清流出版)となる。1976年から77年にかけて旧ユーゴのベオグラード大学大学院でユーゴ映画史を専攻。近著には『日本の映画史 10のテーマ』(くろしお出版、2014年)がある。