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Oneohtrix Point Never – Commissions II(感想)
今年のRSD最大の目玉(個人的に)
昨年、渋谷で行われたRed Bullのクラスの一つに、ゲーム音楽をテーマにしたもの「Diggin' in the Carts」があり、そこでのクラブイベント「SHORT FILM: 1UP CART DIGGERS」に我らがOPNがトリに登場。客席最前列でそのアホなようなパフォーマンスを目の当たりにして、最高にホットでした。そのイベントの意義はその前年のFREEDOMMUNEを更に拡張したものだったのに、膨張しすぎたがゆえによくわからないまま終わってしまった気がしなくも。でも断片として毎日渋谷に出勤した時に町のあちこちでこのメッセージポスターを見かけたり、ネットで番組をみたり、最後にイベントにも参加できて不思議な体験をしたイベントだった。
http://www.redbullmusicacademy.jp/jp/magazine/short-film-1-up-cart-diggers
というように今回の作品はそのステージでのMIXが使われているらしく、昨年のホーリーでまとめられた前作Commissions I とは違って、「ぶっこわれてる」音がつづいて、B面でそれがドボンと沈んでいって、やりたい放題の電子の音のぶつかり合いがひとつの音楽として、だんだんと組み立てられていく様はやっぱ凄くて(そして最後にはまた声楽的な締めに)、自分もまぁ似たように電子音などをぐっちゃぐっちゃにまとめて音楽つくったりしているけれども、そんなトーシローな代物とは似ているようで全く違うんだなと、OPNの今作を聞いて改めて悟られた次第です。はい。
A1 Bullet Hell Abstraction I 6:11 A2 Bullet Hell Abstraction III 5:11 ( ゲーム音楽の古代祐三)(シューティングゲーム:怒首領蜂)
B1 Suite From Magnetic Rose 18:44(1995年の大友克洋監修「MEMORIES」)
(参考作品と思われるもの)
http://www.discogs.com/Oneohtrix-Point-Never-Commissions-II/release/6899679