「SUBURBS -ポップカルチャーから紐解く、2010年代の"郊外"」 コミケにて頒布します。
・サークル名:こるすとれいんす
・「コミックマーケット88」での配置場所:
8月14日(金) 東京国際展示場「東地区 "フ" 55a」(ジャンル:評論)に配置
・コミックマーケット ウェブカタログページ(サークル場所の地図あり)
https://webcatalog.circle.ms/Circle/11917430/
―内容
・タイトル
「SUBURBS -ポップカルチャーから紐解く、2010年代の"郊外"」
・仕様・・同人誌。A5サイズ、80ページ前後、価格1000円を予定。
部数は30部前後を予定。
通販や委託などはコミックマーケット後に検討。
・メンバー(寄稿者・内容。敬称略、@~ はtwitterアカウント)
―こるすとれいんす (@colstrains002)
◯責任・デザイン・扉絵・編集
◯エッセイ「NO CARS GO NO GO - サイタマの国道で聴いた音楽と」
―スプラウト(@sprout333)
①小論「郊外論入門」
②テン年代郊外論
『郊外の“首都”から“森林文化都市”まで ~ガッチャマンクラウズの「立川」とヤマノススメの「飯能」~』
―Yusuke Makita (@YusukeMakita)
◯短編小説 『彼女と彼女から見える町の風景』
町の風景が見える女性と出会ったのは
生まれて初めての事だった。
どこかの町の、その日の風景。
彼女と話していると、
切り取られた町の風景が僕の頭には鮮明に浮かんで来る…
地方都市の大学で出会った「僕」は
「彼女」を通じて不思議な「町の風景」を見る。
それは一体どこの町で、
またどうしてそれが見えるようになったのか?
これはのどかな郊外を舞台とする、少しだけ謎めいた短編小説です。
―くさのこー (@kkkkssssnnnn)
◯評論
『不動産と音楽が持ちうる物語が導く終着地について』
―akr (@akr40416028)
◯エッセイ
郊外(或いは青春etc)、
スプリングスティーン(ボウイ)/ヘッズ〜アーケード・ファイア/
negiccoの約束の地(U2/マッドマックス)について
―眠れる兎6号 (@nemureruusagi06)
◯エッセイ漫画
郊外とキリンジの楽曲について
(CLANNAD登場人物のイラスト)
―Introduction
アーケイド・ファイアやスフィアン・スティーヴンスといったUSインディ音楽、日本やアメリカのインディ映画や本、そしてもちろんCLANNADといったKey作品などから、タイトルにもあげた「郊外」をテーマに、何か作ってみたいと思いました。
山内マリコの『ここは退屈迎えに来て』という処女作で、国道沿いの何の変哲もないつまらないチェーン店が連なる郊外の一角の短篇、あの独特の空気感は、ブッシュ政権が終わった後の白けたアメリカを描いたArcade Fireの『The Surbubs』、アメリカ全州をテーマにアルバムをつくると勇んでいたのに、破綻して、荒廃する高速道路をテーマにアルバムをつくったSufjan Stevens、退屈な日常の中でぶつける言葉がリリックとして投げるしか無い、『サウダーヂ』や『サイタマノラッパー』といった映画・・
変わりゆく町並み、つまらないカルチャー、どんなものをみても同じ建物で、何も得ることができないような、そんな郊外。だからこそ生まれるものは、時としてどんなものよりもリアルに僕らに打ち付けるものがあるんじゃないかと―。
* * *
2014年末にあったコミックマーケット(C87)で、エッセイや評論など色んな角度から、Keyという会社の一連の作品を探っていくという同人誌をつくりました。初めての事で、非常に大変でしたが、やっぱり完成したものができて、そしてそれを人に渡すのは嬉しい事でしたし、色々な人と出会うきっかけにもなりました。
前回作成の同人誌については下記をクリックしてください。