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Sufjan Stevens ‎– Carrie & Lowell (Clear Vinyl) 感想

大好きなスフィアン・スティーヴンスの新作。勢い余って海外の個人レコードショップから直輸入してしまって高額な送料を払ったが、それでも嬉しい。

ただただ静かに、淡々と自身の家族と信仰との屈折した物語を歌っている。丁寧な電子音の音響。過去作の〜と似ているというような意見もあるけれど、僕にはここまで静寂さを保ちながら何層にも重ねた音創りは、過去には断片的にしか見受けられず、1枚通してこうやって聞けるのは、これまでにないもの。

強い個性もなくて、メロディもどこか単調で、さらっと聴いてしまいがちなのだけれど、どうかその言葉の断片を拾い集めて、彼の古い日記を捲ってみるように、少しづつ年を重ねながら聴き続けていけたら、いいな。

http://www.discogs.com/Sufjan-Stevens-Carrie-Lowell/release/6665195


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