シドニーから見る東京オリンピック2020②【バレーボールに関する英語】
◎オリンピックに感化されてバレーがしたくなった!
って方いませんか?
まさに私の事なのですが、残念ながらロックダウン中のシドニーで大好きなバレーができない状況が続いています。
もしくは、
◎いつか海外で趣味として、または本格的にバレーをしたい!
◎バレーの試合を英語解説で見れるようになりたい!
◎バレーボールにおける英語表現が知りたい!
といった方もいると思うので、この記事はそういったオリンピックを期に英語を勉強したくなった人に向けてのものとなります。
今回は特に、オーストラリアのchannel 7の英語解説でバレーボールを連日観戦した私が耳にした、実際に使われている英語表現を紹介します。
そして、
◎オーストラリア(海外)でバレーをするのってどんな感じなんだろう?
と疑問に思う方に向けて、シドニーで複数のバレーボールのグループに参加した私の経験もシェアしたいと思います。
バレーボールに関する英語
まず、バレーボールがアメリカ発祥である事から、日本で使われているかなりのバレー用語が英語からそのまま日本語として使われています。
実際にバレーボールのルールを知っている人なら、若干の発音の違いはあるものの、大体の用語はそのまま理解できると思います。
◉日本語 = 英語の用語
ー設備や用具に関する用語ー
- バレーボール Volleyball
- ボール ball
- コート court
- ネット net
- コーナー corner
- アンテナ antenna
ーコートに関する用語ー
- センターライン centreline (米 centerline)
- アタックライン attack line
- エンドライン endline/baseline (豪解説では後者を使用していました)
- サイドライン sideline
※参考
ー攻撃、防御に関する用語ー
※全て名詞としても動詞としても使える事に注意
- サーブ serve
- レシーブ/パス receive/pass
- トス toss/set
- アタック/スパイク attack/spike
- ブロック block
ーサーブに関する用語ー
- フローターサーブ floater/ float serve
- ジャンプサーブ jump serve
- サービスエース service ace
ーポジションに関する用語ー
- セッター setter
- アタッカー attacker
- リベロ libero
- サーバー(サーブ打つ人) server
- ブロッカー blocker
ー試合に関する用語ー
- トーナメント tournament
- セット set
- (セミ/クウォーター)ファイナル (semi/quarter) final
- (テクニカル)タイムアウト (technical) timeout
- セット/マッチポイント set/match point
- デュース(ジュースとも言う) deuce
- サイドアウト(=サーブ権移行) side out
- ローテーション rotation
- ラリー rally
- チャンス chance
- ラッキーポイント lucky/fortunate point
- (ボールの)イン/アウト in/out (goes in/out)
- ノータッチ no touch
- ナイスジャッジ nice judge/ judgement
ー人物に関する用語ー
- プレーヤー player
- チーム team
- コーチ(=監督) coach
- レフェリー(=審判) referee
◉英語独特の言い回し
細かいプレーの動作に関しては英語の表現が日本語の直訳と一致しない事が多々あります。
実際の例を見ながら日本語🇯🇵と英語🇦🇺の違いを見てみましょう。
🏐状況: 得点が入った時。
🇯🇵: 日本のポイントです。
🇦🇺: Japan gets it./ Japan takes the point./ Japan wins the point.
🏐状況: 何らかのミスがあった時。
🇯🇵: 今回の試合ではカナダにミスが多いです。
🇦🇺: Canada has lots of errors in the competition./ That's an error. ※errorが一番よく使われていた
🇯🇵: John(プレーヤー) のミスです。
🇦🇺: John makes a mistake.
この試合結果画面において、
・faultsはネットタッチやオーバーネットなどのルールに反したミス
・Opponent errorsは相手のサーブミスやパスが続かないなどの技術面でのミス
だと私は認識しています。実際の細かな違いは調べても分かりませんでした。
🏐: セット取得した時
🇯🇵: 韓国が第一セットを取ります。
🇦🇺:The first set goes to Korea.
🇯🇵:サービスエースがセットを締めくくります。
🇦🇺: Ace serve wraps up the set.
🏐状況: 相手の強いアタックをレシーブした時。
🇯🇵: よく拾った!
🇦🇺: Good dig!
🏐状況: ブロックがどんぴしゃで合った時
🇯🇵: 素晴らしいブロック。/強烈なブロック!
🇦🇺: Good hit./ The block killed!
🏐状況: ブロックやレシーブの際、当たったボールが下に落ちた時。
🇯🇵: ボールは落ちてしまいます。
🇦🇺: It comes off. The ball comes off.
🏐状況: ボールがサイドラインを超えてアウトになった時。
🇯🇵: ボールはコート外に出ます。/コートを外れます。
🇦🇺: Go out wide./ The ball goes wide.
🏐状況: サーブやアタックがエンドラインを越しアウトになった時。
🇯🇵: 強すぎました。飛びすぎました。
🇦🇺: It was too long.
🏐:ボールが飛ぶ位置を表す時。
🇯🇵: 短い(前方に落ちる)サーブ、長い(後方まで届く)サーブ
🇦🇺: Short serve, deep serve
🏐状況: アタックでラリーが終わった時。
🇯🇵:石川(プレーヤーの名前) が決めました。
🇦🇺: Ishikawa finished it off./ finished the ball off./ finished the point off. / Hit the ball down.
🏐状況: 失点が続く中、ようやく得点を取り返した時。
🇯🇵: 連続失点から脱却です。
🇦🇺: Stopped the rot.
🏐状況: タイムアウトに関して
🇯🇵: タイムアウトを取ります。
🇦🇺: Call their (own)/ a time out.
🏐状況: コートを入れ替わる時。
🇯🇵: コートチェンジです。
🇦🇺: Side switch.
🏐番外編 ー応援側目線ー
🇯🇵: 頑張れ!ぶちかませ!
🇦🇺: Go for it!
🇯🇵: さあ行くよ、オーストラリア!
🇦🇺: Come on Aussies!
🇯🇵:よくやった!
🇦🇺:That's Good! Good job!
ー選手目線ー
🏐状況: ボールを自分が取る時のチームへの意志表示
🇯🇵: はい!/オーライ!など ※チームによって異なるかも
🇦🇺: (It's) Mine!/ (I) Got it!
◉意外と異なる得点の読み方について
得点の表し方が日本と英語では少し違う部分があるので、最初は慣れるまで戸惑いました。
ちなみにテニスやラグビー、サッカーにおける得点でも同様な読み方をします。
①基本的に勝っている方の大きい得点から先に読む
(例) 8 - 14
🇯🇵: 8対14/14対8 ※どちらが先というルールはない
🇦🇺: FOURTEEN eight / FOURTEEN to eight
🇯🇵:14対8でブラジルがリード
🇦🇺:Brazil is leading by FOURTEEN points to eight.
②両者とも同じ数字の時
(例) 7 - 7
🇯🇵: 7対7の同点です。
🇦🇺: Seven-all.
③どちらかが0点の時
(例) 0 - 15
🇯🇵: 0対15です。
🇦🇺: Fifteen-nil. ※テニスの場合はfifteen-love
④ポイント差の表現方法
(例)23 - 17 の時
🇯🇵: 6点差です。
🇦🇺: Margin is 6./ 6 points clear./ 6 points separating the teams.
🇯🇵:セット取得/勝利まであと2点です。
🇦🇺: They're two away from taking the set/victory.
(例)24 - 20 (24点:アメリカ🇺🇸 20点: イタリア🇮🇹)の時
※25点がセットポイントの場合
🇯🇵: 4点差でアメリカのセットポイントです。
🇦🇺: The score is 4 set points for team USA.
→さらにこの状況で劣勢のチーム🇮🇹が2得点した時
🇯🇵: イタリアはセットポイントから2点粘りました。
🇦🇺: The Italians saved two set points.
オーストラリアでのバレー経験を通して思うこと
さて、ここまで主に解説者が使うバレーボール英語の例をあげてみました。
盛り沢山ですがこれは一部にすぎず、実際にはまだまだたくさんの表現があります。
しかし実際にオーストラリアでバレーをしていて思うことは、言葉を発さずとも理解できなくてもルールさえ知っていればプレーは可能だという事です。
本格的なチームに参加するのであれば、2対2のビーチバレーでは特に言語でのコミュニケーションは必要かもしれません。
しかし、私が今まで参加したバレーの集まり(体育館、公園、ビーチの3種類)では英語超低レベルの時点でも身振り手振りでやっていけたものです。
オリンピックを見て分かるように、スポーツは話す言語に関わらず世界共通のコミュニケーションツールです。
上手になりたい、という思いさえあれば言葉は後からついてきます。
留学先で興味のあるスポーツへの挑戦に迷っている方は是非トライしてもらいたいです!
You can fly even higher.🏐👐
By Tobio Kageyama(Haikyu!)