誰かではなく、自分のためにnoteを書く
約2年ぶりにnoteを書く。もともと手紙や日記を書くのが好きだったのだけど、ライターという肩書きで仕事をするようになってからなんだか書くのが億劫になっていた。ライターだからちゃんとした文章を書かなきゃとか、知り合いに見られるのが恥ずかしいとか、見栄を張っていたのだと思う。書かない期間が1ヶ月、半年、1年......と経つにつれ、ますます腰が重たくなっていた。
今日、2年ぶりにnoteを書いたのは、とくに大きなきっかけがあったからではない。いろんな人の話や言葉を見聞きするうちに、私も自由に書きたい、自分の感情を残しておきたいとじわじわと思うようになったのだ。
たとえば、以前取材した方が「自己表現とは自然と溢れ出てくるもの」と言っていたり、ノノガこと『No No Girls』でプロデューサーを務めるちゃんみなが、「No LAZE=自己理解。自分と向き合うことを怠るな」と言っていたり(笑)。そういう言葉が心に響き、上手さや人から見られることをあまり意識せずに書いてみたいと思った。といっても、多少は意識はするし、仕事に繋がらないかなという下心はもちろんあるけれど、なるべく自分のために書きたい。
それに、自分がたしかに抱いた感情を忘れていることが多く、それにもったいないと感じることが多々あるのだ。とくに育児について。私には、もうすぐ2歳になる子どもがいるのだが、はじめて笑ったときのこと、立ったときのこと、卒乳したときのことなど、涙が出るほど心が動いたはずのに、その時の景色や感情を鮮明に思い出せない。この感情を留めておこうと思ったはずなのに、多分、上手に書くのが面倒という理由で書くのを辞めた気がする。
子育てをしながら働いている今の状況も、きっと未来の私からすると貴重な日々なんだと思う。あの感情を忘れてしまってもったいない、ということがないように、心が動いたこと、悩んだこと、日々の記録を気軽に残していきたい。