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Photo by
lahainanoon
はじまり
なんとなく、残しておかなきゃいけない気がした。私はすぐ自分のことを忘れてしまう。否が応でも忘れてしまう。薬のせいなのか、病気のせいなのか、わからない。
人生の半分はもう既に欠落している。
とある飲み会で恋愛遍歴だとか経験人数だとか話していたときに、ふと思い出せなくて、あんなに好きだったのに、とか、あんなに嫌な思いしたのに、とか、色んな感情が溢れてきてどうしようもなくなってしまった。
恋愛だけではなく、家族のことととか、色々と自分のこと残しておきたくなった。
私可哀想な人間なんですよーっていうアピールではなく、こういう人間もいるんだ、こういう考えの人もいるんだと思ってもらえたらいい。
って言うのは建前で。
私は承認欲求の塊なので、私という存在をどこかに残しておきたくなった。
きっと将来これも黒歴史の一つとして、いつか消される事にはなると思う。
短いお付き合いになるかもしれないですが、なにとぞよしなに。
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