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3年前の私に言いたいこと

3年前の今頃私は泣いていた。受験で挫折した時期である。この世の終わりみたいな顔をしていた覚えがある。そんな時期だった3年前を振り返り、当時の私に声を掛けるとしたらという話を今回はしたい。


オープンキャンパスで模擬演習、講演を聞いた内容にすごく興味を持った。この分野を研究したい、この先生のゼミに行きたいと思い、志望校を目指そうと思った。

試験当日、いざ会場につくと倍率が5倍近くあった。ますます自信をなくした。小論文は予期せぬ問の傾向で頭の中が真っ白になった。
面接は、ガッチガチに緊張してどもってしまい、思うような私を出せずに終わり悔しい思いをした。手応えがなく、落ちたとはっきり自覚があった。

移動に片道半日以上掛かった。バスの中で涙が枯れるまで泣いていた。悪かったのは私だが、悔しくてもうどうにもならなくて、絶望とはこういうことを指すのだと実感した。こんな絶望は初めてだった。

担任に報告をすると、すぐ進路指導部長にも話が通った。たまたま私立の推薦枠が残ってる学校があり、私の希望する学科があった。是非うちの学校から推薦したいとお声が掛かったのだ。その学校は全く眼中になかったが、先生と親と相談してそこを受けることになった。

後から受けた大学に合格できた。今通ってる大学である。
ちなみに今大学で担任なのは、高校生当時に影響をうけたあのオープンキャンパスの時の教授である。転勤していたのである。
私はその先生から今学べているので、結果オーライということになる。

私が3年前の私に言いたいのは、何事も結果オーライだということだ。
今この大学にいて充実しており、あの志望校だったら…とか一切考えたことはない。やりたい勉強はやりたい放題、勉強ができる環境で最高である。テストと実習時期はきついが、基本勉強が楽しくてしょうがない。先生方も熱心で私はその点恵まれていると思う。


ちなみにあの時の教授には実は…と高校の時に影響を受けた話をしている。当の教授本人はツンデレで素っ気ないが、よく気にかけてくれている。


当時だったら考えられなかったが、意思あるところに道は開けるというのは本当にあると今は思う。
今その置かれた場でどうするかということが大事だと考えている。希望する場所ではなくとも新たな発見や学びもある。切り替えは大事である。
最終的には何とかできる、気持ちの持ちよう次第だと3年前の私に言いたい。

メンタル面を保つのはずっと課題になり続けるが、自分の良さも悪さも喜怒哀楽も全部受け入れていく。それが今も3年前も出来てない。そこの弱さは変わってないと思う。
その辺もっと人生経験が必要だと感じている。