「人は皮膚でも色を感じる」
日本でも「赤い部屋と青い部屋」の実験が行われています。
野村順一先生の著書「色彩幸福論」によると、赤い部屋と青い部屋(同じ温度と湿度)を用意して被験者に目隠しをしてそれぞれの部屋に座ってもらい15分間で脳波・心電図・サーモグラフィー・脈拍・呼吸数を測りました。
赤の部屋の人は体感温度が上がり「暑いと」言い、血圧が上がり脳波はβ波(目覚めた状態)ですが、青の部屋にいる人は「涼しい」と言い、血圧は下がり脳波はα波(リラックスしている状態)になったそうです。
赤は情熱の色であり自律神経を活発にする色です。
寒色の青は心を安定させてくれます。
七色の波長はそれぞれに効用があって、心や身体に影響していることが分かります。
この実験について私が一番驚いたことは、被験者が目隠しをしているのに赤の部屋で血圧が上がり、青の部屋で血圧が下がるということです。
私たちは皮膚でも色を感じていることを知り、色の持つ大きな力を実感しました。