ちょっと遅めの朝ごはん☀️
少し坂を登った先にある「料理と本とコーヒー ゆるりと。」さん。宿からも徒歩約10分!
料理と本とコーヒーの名の通り、料理だけでもよし、コーヒーを飲みながら本を楽しむのでもよし。あなたの好きな過ごし方ができる、そんなお店です!
店主の安藝さんが本好き!ということもあり、店内には、至るところに本がたくさんあります。安藝さんの好きなジャンルの動植物やガーデニング、住まいに関する料理やインテリア、旅行や世界遺産、歴史の本を中心に置かれています!📕📚
本はもちろん!10時からオープンなので、宿をチェックアウトして少し遅めの朝ごはんにもおすすめ。坂道を少し登った先のお店の窓から眺めるロケーションはとっても素敵です☺️
“その人その人の楽しみ方で”
終始熱く語ってくださった安藝さん。中でも印象的だったのは、「お客さんとリンクする」お話でした。定期的にお店に来てくれる何人かのお客さんとは、リンクしてくるのだそうです。そろそろ来るかなと思うと本当に来てくれたり、携帯が鳴りあのお客さんかなと思うとそうだったり、お互いに求めているところがリンクします。やはり、人は分かり合えると幸せを感じます。長い付き合いの中で、生まれる人と人とのつながりは、この仕事の醍醐味なのです。
もともとは、「ラ・フレスカ」というイタリア料理店を同じ場所で約15年間営んでいました。東京のイタリア料理店でアルバイトしていた経験を活かしてお店を開きました。実家は和食屋さんだったこともあり、手伝いのために戻ってきたことがきっかけでした。どこにお店を出すか選択肢はいくつかありましたが、このゆったりとした田舎の空気感が安藝さんの性に合っていたのです。
長年「ラ・フレスカ」でやっていましたが、来てもらえる人にもっと「ゆるりとしてもらいたい」という思いから、「料理と本とコーヒー ゆるりと。」になりました。
この名前も、15年やったからこその「ラ・フレスカ」のイメージがついてるので、誰が見てもわかりやすいように平仮名で「ゆるりと。」にしました。またカフェはいろんなジャンルがあるからこそ、「料理と本とコーヒー」をつけることで、よりパッと見てわかりやすく、いろんな組み合わせで楽しんでもらえるようにしました。
やはり前に比べて、いろんなジャンルの人が増えました。もちろん、料理を楽しみに来る人もいるが、一冊の本を栞を挟み数回にわたり読みに来るお客さんもいます。この空間があってこその読書なのです!
この店内の空間も安藝さんが作り上げています。3〜5年に1度、改装を行なっているらしく、最近はコロナ禍ということもあり、7月にリニューアルオープンしました。個人のお店の最大のメリットは自分のやってみたいことを自由にできるところ、パフォーマンスの場だと熱く語っていました。
津田には図書館も書店もなく、これといった文化施設もありません。だからといって、この町にそういったニーズがないわけではありません。「もともと本が好きで、たくさんある本を活かしたブックカフェのようなお店がしたかった」その思いは、安藝さんにとってのお店のコンセプトに近いものでもあります。
安藝さんができることを最大限の活かしたのが今のお店のあり方なのです。そこに、地元の人のニーズにそえるお店づくりを意識した地域密着のお店になっています。料理だけでも、本とコーヒーでも、来る人によって、主役が変わるそんなお店です。
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