インフルエンサーマーケティングとは?基礎から応用まで徹底解説!
こんにちは、カラキャスの土橋です!
本記事ではカラキャスでも実施できる、インフルエンサーマーケティングについて、基礎から応用まで詳しく説明いたします。
ぜひ、何度も立ち寄っていただき、インフルエンサーマーケティング施策の幅を広げるヒントとしてお役立ていただけましたら幸いです!
インフルエンサーマーケティングは、主にSNSで大きな影響力をもつ「インフルエンサー」に商品やサービスを体験してもらい、紹介してもらうことで、消費者の購買などを促すSNSマーケティング手法です。
SNSで影響力のあるインフルエンサーに自社商品やサービスの紹介してもらうことで、認知拡大や購買、ファン(ロイヤルカスタマー)化につなげる手法として大きく注目されています。
本記事では、
そもそもインフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーマーケティングがしたい
インフルエンサーマーケティングの効果をさらに高めたい
という方のために、インフルエンサーマーケティングの基礎から応用まで詳しく解説していきます。
インフルエンサーマーケティングについて
まずは、インフルエンサーマーケティングとは何か、メリットやインフルエンサーへ依頼する際の基礎的なポイントなどについてご説明いたします。
インフルエンサーマーケティングとは
インフルエンサーマーケティングは、主にSNS上で大きな影響力をもつ「インフルエンサー」に商品やサービスをPRしてもらい、口コミを通して購買など消費者の行動に影響を与えるコミュニケーション型のマーケティング手法です。
企業が消費者に対して直接メッセージを発信する従来の広告マーケティングと比べ、インフルエンサーマーケティングでは「消費者の視点を取り入れた共感性と訴求力の高い口コミ」により商品やサービスに対する認知や購買意欲の向上を実現することができる手法として大きく注目されています。
インフルエンサーマーケティングの市場規模
サイバーバズ/デジタルインファクトが2022年に行ったソーシャルメディアマーケティングの市場規模調査によると、2022年のインフルエンサーマーケティング市場は615億円。
2025年は1,021億円、さらに2027年には2022年比約2倍の1,302億円規模に成長する見込みとなっています。
さらに同調査によると、ソーシャルメディア(SNS)マーケティングの市場規模も2025年に1兆4,000億円を超える成長をする見込みと試算されています。
新型コロナウィルスの影響によるオンラインシフトに伴いSNSの利用者が増えたことで、消費者に寄り添いコミュニケーションができるインフルエンサーマーケティングには今後も大きな注目と期待が寄せられています。
そもそもインフルエンサーとは?
「インフルエンサー」とは、人あるいは世間に対して何らかの情報を発信し、感情や行動に大きな影響を与える人物を指します。
主にSNSで積極的に情報を発信して人々から共感や信頼を獲得している人物・団体で、一般的にSNSのフォロワーが多い特徴があります。
SNSフォロワー数の規模によってもインフルエンサーの性質が異なってきます。
インフルエンサーマーケティングのメリット
注目されているインフルエンサーマーケティングですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
以下で詳しく紹介します。
メリット1:柔軟なマーケティング施策展開ができる
インフルエンサーマーケティングは様々な形で施策を行える点で優秀です。
上記のように、自社ビジネスの形態やマーケティングの目的によって柔軟に施策を実施できることは大きなメリットです。
メリット2:ターゲティングがしやすい
ファッション、コスメ、グルメ、旅行など、それぞれのジャンルに特化したインフルエンサーはそのジャンルへの興味関心が高いフォロワーを多く抱えています。
したがって、起用するインフルエンサーにより年代別、男女別、ジャンル別でターゲティングが可能な点はマーケティングを行う上でメリットとなります。
たとえばファッションインフルエンサーに商品をPRしてもらうことで、ファッションに興味関心の高い人たちへインフルエンサーの口コミと共に自社商材を効果的に訴求することができます。
メリット3:消費者目線のレビューを発信してもらえる
インフルエンサーは企業発信の情報と異なり、実際に商品やサービスの良し悪しを「消費者目線で」丁寧にレビューしてくれます。
実際の消費者としての発信は説得力が高いため、見ているユーザーの興味関心や共感の獲得に貢献してくれるのは大きなメリットです。
さらに現行商品やサービスへのフィードバックによって品質改善や新製品開発にもつなげることも可能です。
メリット4:広告臭が少なく受け入れられやすい
インフルエンサーマーケティングは口コミによる商品やサービスのレビューが主な拡散方法となります。
人のコトバが介入することで一般的な企業の広告よりも広告臭が少なく見ている人から受け入れられやすいメリットがあります。
現代ではインターネット上の広告をブロックする「アドブロック」を導入しているユーザーも多くいますが、インフルエンサーのPRは通常のSNS投稿により行われるためブロックされずに情報を届けることもできます。
メリット5:口コミの拡散とUGCの獲得が期待できる
インフルエンサーはターゲットにとって共感性の高いコンテンツを生みだしてくれるため、質の良い「口コミ」がターゲット間でより拡散されやすくなります。
また、口コミはSNS投稿の形で拡散されるため、UGC(ユーザー生成コンテンツ)も獲得でき、ブランドの話題性や商品の信頼性を高めることにもつながります。
メリット6:オンライン販売と相性が良い
各SNSはURLを貼ったり、SNSのショッピング機能を活用することで自社のオンラインショップに直接遷移させることができます。
たとえば、インフルエンサーのPR投稿からユーザーをECサイトのキャンペーンに直接遷移させることで、商品への興味関心の熱量を低下させずそのまま商品購入につなげやすいなどオンライン販売のビジネスを展開している場合に大きく貢献してくれます。
メリット7:SNS(インターネット)上で行われるためデータが取得でき効果分析がしやすい
インフルエンサーマーケティングはほとんどがインターネット上で行われるため、リーチ数、エンゲージメント数・率、シェア数、サイト遷移数、製品購入数などデータの取得と分析が可能になります。
メリット8:商品やサービスのイメージを掴みやすい
インフルエンサーは、企業から依頼された製品を自分のSNS上において実際に使用し詳細で正直な感想を紹介してくれます。
フォロワーは、自分の好きなインフルエンサーが実際に使用している製品を見ることで「自分ゴト化」しやすく、具体的なイメージを掴むことが可能。
したがって、消費者に対して商品やサービスのイメージを伝えやすく、購買意欲を掻き立てることにつながります。
メリット9:SEO強化につながる
インフルエンサーの投稿に、企業の商品やサービス紹介URLを記載することでSEOを強化する結果にもつながります。
ユーザーはGoogleなど検索エンジンを使って商品やサービスについて調べることもありますが、近年ではSNSでの検索が圧倒的に多くなっています。
そんな中、Googleの検索結果にSNSの投稿が表示されるケースも多くなっています。
商品やサービスの検索が大量に行われているSNS上に、自社の情報(口コミ投稿)を多く積み上げていくことで、サイト流入・購買・新規顧客獲得にインフルエンサーマーケティングが貢献してくれます。
インフルエンサーマーケティングのデメリット
インフルエンサーマーケティングは万能の手法と感じていただけていると思われますが、実施する際に注意すべき点(デメリット)もありますので、以下に紹介しておきましょう。
デメリット1:インフルエンサーの選定が難しい
近年では「フォロワー数が多い」だけでインフルエンサーを選ぶのはナンセンスです。目的に沿った高い成果が見込めるインフルエンサーを選ばなければなりません。
そのため、インフルエンサー選定の際には、以下の要素をポイントとする必要があります。
また、フォロワーを金銭で購入する「フォロワー買い」をしているインフルエンサーは、マーケティング効果を下げる可能性があるため、見極めて排除する必要もあります。
マーケティングの目的に沿わないインフルエンサーを選定してしまうと期待する成果が出ないため、インフルエンサー選定は繊細に行う必要があるものと心得ておきましょう。
デメリット2:ステマによる炎上リスクがある
ステマ(ステルスマーケティング)とは、企業から提供や報酬をもらって商品やサービスのPRを依頼されているにもかかわらず、そのことを隠し、「良いものを見つけた」とあたかも自然に見つけたように宣伝をしフォロワーを欺く行為です。
ステマが発覚すると、炎上し、ブランドや企業が社会的信用を失う事態に陥る可能性もあるため、インフルエンサーマーケティング実施の際には細心の注意が必要です。
デメリット3:インフルエンサーのコントロールが難しい場合がある
インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーという「人」が絡む性質上、コントロールしにくい場面が出てきます。
たとえば、インフルエンサーが自らの言葉・表現によりユーザーに対して商品やサービスのPRをする性質上、企業の意図を100%反映した表現を行うのは現実的に難しい場合もあります。
また、たとえば来店の際にインフルエンサーを招待しているといった場合、体調管理、遅刻・欠席、など予期せぬ事態も完全に払拭することは難しく、投稿内容から当日の進行などまで完璧にコントロールをすることができない場合もあります。
とはいえ、それが理由でインフルエンサーマーケティングを”やらない”という選択をしてしまうのはあまりにも勿体ないほど、インフルエンサーマーケティングには大きなメリットがあります。
もちろんインフルエンサーは、ビジネスパートナーとして誠意をもって対応してくれますので、上記のような問題に見舞われる場合も中にはあるということを理解した上で、インフルエンサーマーケティングを行なっていくことがことが重要といえます。
インフルエンサーマーケティングを成功させるために企業がやるべき事
ここまでインフルエンサーマーケティングの概要やメリット・デメリットを紹介してきました。
ここからは、実際にインフルエンサーマーケティングを行い成功に導くために企業が理解すべきこととやるべきことを紹介します。
1. 企業とインフルエンサーの関係性について
多くの企業が見落としてしまいがちな「企業とインフルエンサーの関係性」についてまずは理解をしておく必要があります。
昨今のインフルエンサーマーケティングは、SNSの市場規模の拡大により、インフルエンサーも企業案件を選べるようになりました。
インフルエンサーへ依頼をする企業も増えた中で、インフルエンサーはより魅力的で安心感のある企業の案件を受けるようになりつつあります。
これが、インフルエンサーマーケティングの本来のビジネスモデルであり、インフルエンサーマーケティングを成功させる上では、企業とインフルエンサーがビジネスパートナーとして「対等な関係」であるということを抑えておく必要があります。
実際に、インフルエンサーの方をファンにすることで新規顧客に昇華できている企業も多く存在します。
インフルエンサーも一人のお客様として捉えることで、より良い関係性を築き、インフルエンサーマーケティングの効果を最大化させることが可能と言えるでしょう。
2. PR投稿は継続がポイント
PR投稿=口コミは多ければ多いほど、効果が最大化されます。
口コミを何度も目にすることで購買や来店につながります。
SNSが普及した現代では、広告で見て気にはなっていたけど、すぐに購入せず、SNSで口コミなどを検索するケースが多くなっています。
(皆様もそんな経験はないでしょうか。。?)
その際にどれだけ自社の情報(口コミ)がそこに置けているか、これが成功の鍵となります。
3. インフルエンサーマーケティングを行う目的を適切に設定する
インフルエンサーマーケティングを行う際は、自社ブランドとターゲットとする消費者の熱量(購買フェーズ)に応じて施策内容を最適化させることで、効果を高めることができます。
以下は、新規ブランドの認知~購買まで一貫してインフルエンサーマーケティングを行った場合の施策例です。
ブランドの認知を広めるフェーズと、購買を促すフェーズではインフルエンサーマーケティングの施策内容が変わってきます。
たとえば新規ブランドの購買を促すために、数人のインフルエンサーに少しだけ商品PRを依頼しても、そもそも認知が広まらないので商品を多くの人に知ってもらうのは難しいでしょう。
このような場合は、まずは新ブランドの認知拡大を進めるために、複数人のナノ、マイクロインフルエンサーに依頼をし、商品を広く認知してもらうことを目的としてマーケティング施策を行うとよいでしょう。
4. インフルエンサーマーケティングの施策目的にあわせて適切なKPIを設定する
また、インフルエンサーマーケティングの目的にあわせて効果を計測する必要もあるため、適切なKPIを設定しましょう。
各購買フェーズにおける代表的なKPI例としては以下のようなものがあります。
すべてを理解してから始める必要はありませんが、目的に沿ったKPIを設定して、PDCAを回していくことでインフルエンサーマーケティングの効果を最大化させていくことが可能です。
5. 自社ブランドおよび自社のターゲットと親和性の高いインフルエンサーを選定する
先にも紹介していますが、自社のターゲット層を多く抱えるインフルエンサーを起用することが大変重要です。
たとえば、自社ブランドのターゲットが20代女性の場合、「20代女性のインフルエンサー」を起用しても、実は30代男性のフォロワーが多いという可能性もあり得ます。
過去のPR投稿を確認して、丁寧にPRしているか、コメント欄のターゲットの反響は良かったかなどをチェックしておき、施策の効果を最大化させるインフルエンサーを選定しましょう。
また、フォロワーを金銭で購入する「フォロワー買い」インフルエンサーを排除するのも忘れないようにしましょう。
6. インフルエンサーを柔軟に管理しステマも防止する
インフルエンサーが円滑にPRを実施できるようにやりとりや商品発送などの対応はきめ細かく行いましょう。
特にインフルエンサーが現地訪問する場合などは予期せぬアクシデントに見舞われる可能性もありますので想定できるリスクをあらかじめ排除することが重要です。
加えて、インフルエンサーのPR投稿がステマになっていないか、投稿を確認することも忘れずに行いましょう。
7. インフルエンサーに裁量を持たせて力を発揮できるように努める
「あれも伝えてほしい」「この情報も入れてほしい」と企業側からの要求が多すぎると、自由度が無くなり、インフルエンサー本来の魅力を発揮できなくなってしまいます。
いつもと違う雰囲気の投稿をインフルエンサーがしてしまうと、フォロワーが違和感を感じ、投稿への反応(エンゲージメント)が低くなってしまうためです。
企業はあくまで最低限のお願いをして、あとはインフルエンサーの裁量に任せることもインフルエンサーマーケティングにおいて重要なポイントとなります。
8. ブランドの世界観を損なわないSNSアカウント運用をしておく
企業はSNSアカウントやホームページなどの運用を丁寧に行っておくことも実は重要になります。最近では、Googleなど検索エンジンではなくSNSから情報を集める人が急激に増えているためです。
インフルエンサーの投稿を見て商品やサービスに興味をもったユーザーは、ブランドのSNSアカウントやホームページをチェックして、センスや世界観、企業メッセージなどを確認します。
企業の公式SNSアカウントをチェックされたときに「イケてない」と思われるとユーザーの興味関心を損なってしまいますので、企業のSNSアカウントやホームページなども丁寧に運用し、ファンを集めるよう努めましょう。
インフルエンサーマーケティングでよく使われているSNS
SNSといっても様々なものがあり、自社の目的やターゲット、施策の内容によってSNSを選び分ける必要もあります。
ここではインフルエンサーマーケティングでよく活用されているSNSの特徴を紹介していきましょう。
Instagram(インスタグラム)
Instagram(インスタグラム)は写真・動画をメインに投稿するSNSです。
従来は20代~30代の女性がメインユーザーでしたが、2019年6月のInstagram公式発表によると、ユーザーの男女比は女性53%、男性47%となっており男女問わず幅広い人気を集めているSNSとなっています。
グルメ、ファッション、美容、インテリア、旅行といった「写真映え」するものと相性がよく、後述するタレントやインスタグラマーとタイアップしてのPR投稿など幅広く活用されています。
「ストーリーズ」「リール」など、Z世代やミレニアル世代と相性の良いスマホ全画面の縦型動画を共有できる機能がそろっているのも特徴。
また、「ショッピング機能」の登場により、投稿から自社ECサイトへ遷移させやすくなり購買に直接つなげることが可能となりました。
さらに、「ブランドコンテンツ広告」の実装により、企業がインフルエンサーの投稿を自社のSNS広告として2次利用できる仕組みや、「ブランドとのタイアップタグ」の設置の必須化により、ステマを防ぎ健全なインフルエンサーマーケティングを促す動きも活発化しています。
Twitter(ツイッター)
Twitter(ツイッター)はテキストをメインに投稿するSNSです。投稿は最大140文字まで入力可能で、長すぎずサクッと読めるその手軽さが人気になっています。
大きな特徴はその拡散性の高さで、「リツイート」と呼ばれるシェア機能を使うことで自分の投稿を広く拡散してもらうことができます。
メインユーザーは20代の比較的若い層で、人気のトレンドが目まぐるしく変化します。
Google検索よりもTwitterを使って情報を集める人も増えており、今話題になっている情報やリアルタイムの情報(天気、電車の運行状況など)の検索性に優れているのも特徴です。
上手く活用できれば他のプラットフォームには無い爆発的な拡散が期待できるSNSです。
TikTok(ティックトック)
TikTokはBGM付きのショートムービーを編集・共有できるSNSです。豊富なBGMや編集・エフェクト機能により、誰でも簡単におもしろ動画が作れるプラットフォームとして人気。
スマホ全画面の縦型動画がZ世代と相性も良く、10代~20代を中心に人気を獲得しています。
TikTok内でテーマをもった振り付け動画をユーザーに促す「#ハッシュタグチャレンジ」による爆発的な拡散により、TikTokを起点にトレンドを生み出せるのも特徴です。
ハッシュタグチャレンジの火付け役としてインフルエンサーを起用し、オリジナルの楽曲とオリジナルの振り付けを広めるといった施策も多くの企業が行っています。
Youtube(ユーチューブ)
Youtube(ユーチューブ)は動画コンテンツを配信するSNSです。動画であるため文字では表現できない投稿者の感情や心情が視聴者に伝わりやすいのが大きな特徴です。
10代~50代にかけて幅広いユーザーが利用しています。さらに、小さな子供のいる家庭では育児の中でYoutubeを見せているケースも一般化しており、小さな子供向けのチャンネルも需要が高まっています。
動画の中にボタンを追加して自社サイトに遷移させるといったこともできるので、例えば商品の説明を動画でしつつ最後にユーザーをECサイトに誘導するといった使い方ができます。
訴求力が高くユーザーのネクストアクションを促しやすいため購買につなげやすいプラットフォームといえるでしょう。
人気のユーチューバーも多数活動しており、動画メディアの需要の高まりからもYouTubeを活用したインフルエンサーマーケティングは今後も加速していくことが予想されます。
Facebook(フェイスブック)
Facebook(フェイスブック)は世界一のユーザー数を誇る実名登録制のSNSです。
投稿は文章と画像をあわせたものが多く、シェア機能もあり、スタンダードに扱えるプラットフォームです。「Facebookページ」機能はイベント集客や商品販売など、自社のビジネスページとしても活用できるため多くの企業が利用しています。
実名登録制のSNSであることから、ユーザーの年齢、性別、職業、ライフステージ、興味関心などの詳細なビッグデータを活用したターゲティング精度の高い広告配信が強みです。
メインユーザーは30代~40代。実名登録制なのでFacebookを名刺代わりにビジネスの横のつながりを作るために活用している人も多い印象です。反対に、匿名で気軽にSNSを楽しみたいという10代~20代に対してはPR効果は薄くなります。
ただし、これは「日本において」の話です。
海外では中国を除き最もメジャーなSNSとして、国によってはインフラレベルの人気を獲得していますので、海外マーケティングを行う上ではFacebookは必須のSNSとなります。
各SNSのユーザー数データは以下の関連記事にて紹介していますので、併せてご活用ください。
インフルエンサーマーケティングを行う3つの方法
インフルエンサーにPR投稿依頼をするには主に以下の3つの方法があります。
それぞれメリット・デメリットを踏まえ、ご紹介していきます。
1. 自社からインフルエンサーへ直接依頼
依頼したいと考えているインフルエンサーが既に確定している場合、SNSのDMやインフルエンサー事務所のホームページなどから、インフルエンサーに直接連絡する手段もあります。
この手法のメリットは、企業とインフルエンサーが直接やりとりできるため、企業の意図を正確に反映したPRを行うことができる点です。
また、仲介業者がいないため中間マージンが発生せず、コストを抑えて実施できる点もメリットです。
デメリットとしては、依頼したい方を探すことから、商品の発送や投稿ディレクション、炎上対策などすべてを自社で行う必要がある点です。また、個人事業主の多いインフルエンサーに対して個別の支払いや源泉徴収の手続き等を自社で行う必要も出てきます。
2. インフルエンサープラットフォーム・ツールを利用する
インフルエンサーが登録するインフルエンサープラットフォームを利用することでインフルエンサーの選定やPR依頼を行います。
この手法のメリットは、インフルエンサーのSNSデータをもとに自社にマッチした人物を選定できる点です。また、管理機能にも優れており、複数のインフルエンサーへの連絡や投稿の状況を管理したり、効果分析なども行うやすいのが特徴です。
また、自社のみで多くのインフルエンサーへ依頼する場合は、探すところから相当な工数が発生し、コストも労力も大幅に浪費してしまうため、費用対効果などを求める場合は、プラットフォームを活用したほうが圧倒的にいいと言えるでしょう。
デメリットとしては、プラットフォームの月額利用料が企業によって異なるので企業選びで毎月のコストや費用対効果などに大きな差が出る場合があるという点が挙げられます。
(カラキャスは業界最安値の月額1万円です。。ボソ)
3. インフルエンサーマーケティング会社にキャスティングを依頼する
キャスティングを專門とする企業に依頼を行うことで、インフルエンサーにPR依頼を行う方法もあります。
この手法のメリットは、専門的なノウハウと実績が多い専門企業への依頼となるため安心のもと一括代行してもらうことが可能という点です。
デメリットとしては、一括で依頼するため高額の手数料が発生することがあるという点です。
自社にインフルエンサー施策のノウハウや人的リソースが全く無く、予算も潤沢にある場合などに有効です。
インフルエンサーマーケティングについてまとめ
この記事では「インフルエンサーマーケティング」について基礎から詳しく説明をしてきました。
最近はインフルエンサーを活用したインフルエンサーマーケティングに注目が集まり、大手企業や個人事業主まで幅広く活用しているケースが増え、今後ますます市場が拡大するマーケティング手法になると言われています。
企業の実績やノウハウが豊富であればあるほど、その効果を最大化させることができるでしょう。
是非企業の皆様もインフルエンサーマーケティングを有効的に活用していきましょう!