48.季節は巡ってゆく

春の気配を感じる瞬間が増えてきた。

ワクワク感と軽やかさと、少しの寂しさがある春という季節が昔からとても好きだ。

全ては変わっていくということを、一番感じさせてくれる季節だからなのかもしれない。

変化には不安も伴うけれど、湿気を含んだ春風のにおいと、やわらかい日差しが「きっと大丈夫」だと感じさせてくれる。

とある本の読書会を続けていて、「私はこんなことを感じていたのか」と驚くことが続いている。

消化しきれていなかった感情がこびりついて、もう必要のない考え方を強化してしまっていたのだなぁ、ということに気がついた。

一気に手放すことはできていないのだけれど、まずは気がついたということが大きな一歩だと思う。

気がつけば外から見ることもできるし、その部分と対話していくこともできる。

自分の中の季節も、少しずつ移り変わっているのかもしれない。 

2022.2.24 Thu 8:50