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見えないひかりを信じる

子どもが生まれて半年、お仕事をお休みしはじめてから、早8ヶ月が経とうとしています。

子どもと一緒に過ごすと今までいた場所もあたらしく感じられること。
膝の上でぐっすり眠っているときのあたたかな温もり。
話しかけると、にっこり微笑みかけてくれること。

この生活をとても愛おしく思っていますが、時おりどこか遠い場所に来てしまったような、心もとない気持ちになることもあります。

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子どもがご機嫌ななめで私も寝不足、お部屋を見渡すと溜まっている家事がたくさん。
何かしようと思っても、泣き声が聞こえるたびに手を止めなければならない。

そんな時、心の中からこんな声が聞こえてきます。

”あぁ、やりたいことも読みたい本もたくさんあるのに、何一つできていないなぁ。それなのにもう1日が終わってゆく…”

”ふと自分のプロフィールを読み返すと、別人のように感じるなぁ。色々なことに取り組んできたけれど、今の私は、お家の中で授乳とオムツ替えを繰り返しているだけ。外の世界に戻ることはできるのかなぁ”

”会いたいのに会えていない人たちがたくさん。なんだかさみしいなぁ”

ぐるぐると同じ言葉が頭の中をまわってしまいそうになった時、最近おすすめしていただいた詩の言葉に助けられました。

青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。

ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。

「星とたんぽぽ」金子みすゞ より


見えないけれどもそこにある。見えないものでもそこにある。

今は一時的に感じられなくなってしまっているかもしれないけれど、過去に心を尽くして取り組んできた経験は確かに私の中にあるし、大好きな人たちとのつながりも続いているんだ。

今は目に見えてわかるような花は咲いていないかもしれないけれど、自分と大切な人の人生を豊かにするための土台となる根がしずかに伸びていっているんだ。

ぐらぐらと揺れていた心に、見えないひかりが力をくれました。

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一晩明けて、あたらしい朝がやってきました。

私も子どももぐっすり眠って、頭はすっきり。

亀の歩みでも良いから、できることを少しずつやっていこう。
ゆっくり歩むことの豊かさを感じてみよう。

そんなメッセージと共に、子どもとの日々を歩んでいきます。

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今色々な事情で思うように物事が進まないな、何だか自分を信じる気持ちが揺らいでいるな…という方がいらっしゃったら、この詩が届きますように💌


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