47.素晴らしさとつながる

セッションをしていて、クライアントさんの心の美しさ・誠実さや、描かれている豊かな世界観に胸がいっぱいになることがある。

きっと、一人ひとりの心の中に想像力の源泉のようなものがあるのだと思う。

なぜだか分からないけれど心惹かれるもの、放っておけないもの、見たい風景。

その人だけの唯一無二の世界観。

それらを素直に感じてみんなが表現していったら、どれだけ世界は色鮮やかになるだろう。

先日友人と「人の素晴らしさはありありと感じられるのに、自分のことは控えめに評価してしまうよね」というお話をした。

その後お互いの良いところを伝え合ったら、「そんな風に思ってくれていたんだ」と驚き、何だかいつもよりもずっと自分のことが好きになったように感じた。

コーチングに関する学びと実践を続け、自分自身と随分仲良くなってきたと思う。

けれど、今回の件を通して、もっと自分のことを信じてみても良いのではないかとハッとした。

目の前にいる人の素晴らしさに気づけるならば、自分自身の素晴らしさをもっと感じることもできるはず。

また、大切な仲間が真っ直ぐに伝えてくれる言葉を通して、間接的に自分の存在を信じるということもできる。

心の中にある善なるもの、美しいと思うことを少しでも体現していくこと。

それは自分が自分として生まれ、生きていく意味に通じているような気がする。

誰かから学ぶことはもちろん大切だと思うけれど、この世界にたった一人しかいない自分自身の心に照らしてどう感じるのか、という観点を忘れずにいたい。

2022.2.22 Tue 23:42