未来の日常を彩るかけら(「ミーニング・ノート」)|本と巡る季節
最近改めて「Shazam」というアプリにハマっている。
旅先で、お気に入りのカフェで音楽を聴いていて、「素敵!」と思ったらすかさずShazamで曲名をチェック。
その空間で味わった高揚感を、真空パックしてお家でこっそり開けたような楽しさがある。
Shazamを知ったのは、10年ほど前。新卒で入った会社の同期が何気なく教えてくれた。
彼とはお互いが結婚してから何となく会う機会が減って、最後に会ったのは3年前。
今ではずいぶん遠い存在になってしまったけれど、それにしても、その時に教えてもらったアプリが私の日常にしっかり存在しているなんて、何だか不思議だ。
振り返れば、偶然繋がって、何気なく仲良くなった人から教えてもらったことが、すっかり私の一部になっていることがずいぶん多い。
長田弘の詩集。土岐麻子やnoonの音楽。lisnのお香。
どれも、今は日常的に言葉を交わしていない人たちから教えてもらったものだけれど、本当に出会えて良かったものたち。
一見ごく普通の今日という日に誰かと交わした言葉や、見つけたものが、未来の自分の日常をすっかり彩っているのかも。
そう考えていたころ、山田智恵さんの「ミーニング・ノート」を読み、早速実践してみることにした。
方法はとてもシンプル。
自分がチャンスと思うことを、1日に3つ、ノートに書く。
まだ始めたばかりだけれど、自然と「この気づきが未来にどうつながるかな?」と考えて、思考が前向きになっている自分に気づく。
自分の毎日を特別にできるのは自分。
だから、この習慣を大切に温めていきたい。