49.創造の時間
2月のリフレクションジャーナルを読み返してみた。
春が近づき、自然の美しさ、みずみずしさをますます感じるようになった。
また、”何を書いても良いのだ”という感覚が増してきて、ふと思い出した過去の記憶や自分の思考の傾向について、綴る機会が増えてきた。
心がゆるんでリラックスしていると、胸の奥に固まっていたものがふと浮かび上がってきて、それを外側から見ることができる、という感覚だろうか。
書くことによって手放している感覚もある。古いもの、今はもう必要がないものを少しずつ手放しながら、自分の中に新しいものを創造するスペースが生まれてきている気がする。
2月は友人の個展を訪れ、そこからエネルギーをもらってドローイングを始めてみた。スケッチブックとクレパスは以前入手していたものの、なんとなく気が進まず絵を描くことができずにいたのだ。
けれど、友人の個展会場に置かれていたスケッチブックにドローイングをした瞬間、心が静かに踊るような感覚になった。自宅へ帰り、自分のスケッチブックを開いたら、すんなりとドローイングをすることができた。
一つの線を描いてみると、手が勝手にその次の線を描き、次に足したい色を選んでいくような感じ。
さまざまな色がゆらめく、朝焼けの海のようなドローイングになった。そのドローイングをきっかけに一つの詩ができた。
私は詩を読む時間が大好きなのだけれど、「自分では作ることができない」と思い込んでいた。
けれど、ドローイングを見ていると、それが伝えようとしてくれているメッセージを感じ、自然と詩の形になったのだ。
何かを創造する時、「多くの人に認められなければならない」と思っていたから手が進まなかったのかもしれない。
今は、創造することそのものが喜びなのだと感じている。誰かに見せるかもしれないし、見せないかもしれない。
まずは自分自身の心が喜ぶための創造の時間。
新しい感覚に出会えた一ヶ月だった。
2022.2.28 Mon 8:07
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