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鉢形城主・北条氏邦展に行ってきました〜500年前の空気が目の前に
大宮にある埼玉県立歴史と民俗の博物館。そちらで開催されている「鉢形城主・北条氏邦」展に行ってきました。
氏邦と、彼の居城であった寄居町の鉢形城についてを中心に、法要寺薬師堂(小鹿野町)の十二神将などが展示されていました。
十二神将は、氏邦や、その家臣たちが奉納したもの。令和元年から4年にかけて実施された修復事業を経て、往時の姿に復元されたもの。そのお披露目的な位置付けもあったと思われます。
当時の息吹が伝わる
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会場では、時代背景などの解説から始まりますが、主に氏邦をはじめとした北条家縁の品々が並びます。
特に、当時の手紙などの文書が印象に残っています。500年前のものとは思えないほど状態が良くて、全然、古さを感じません。墨なんて、もっと劣化しているものと想像していました。
500年前の空気感が目の前に感じられて、当時の音まで聞こえてきそうでした。
氏邦の直筆も何点も展示されていて、その字体から彼の人柄を偲ばせました。
どっしりとしていながら、丸みを帯びた文字。勝手な想像ですが、武人ではありましたが、基本的には大らかで優しい性格だったのかもしれないなと。
妻の大福御前とのおしどり夫婦ぶりも伝わってきますが、それも納得がいく感じがします。
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まとめ
埼玉県立歴史と民俗の博物館での「鉢形城主・北条氏邦」展に行ってきたことについてでした。普段見ている寄居を、違った角度から見せてもらっているのは新鮮でした。
ところで、恥ずかしながら初めて見たのですが、“うじくにくん”というキャラクターが所々で登場していました。寄居には非公認キャラクターの“北条あしがるくん”がいますが、そちらと雰囲気が似てもいます。両者の勢力争い(?)も、ニッチなところで興味の惹かれるところでした。