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久しぶりの母と妹との買い物で、ちょっぴり切ない気持ちになった話

✡備忘録

久しぶりに実家の母と妹と3人で買い物に出かけた。

昔は、母が率先して旅行や買い物の計画を立て、お店の場所など調べて、私たちを連れ回してくれた。

「次はあのお店に行こう!」「ここで休憩しよう!」などなど。。。
そんな風に、いつも母が先頭を歩いていた。

なのに、いつの間にか、その役割は私や妹に変わっていた。
母は、お店に入ると、「どこに何があるのかさっぱりわからない」と呟く。

お店で、店員さんが
「今ならアプリをダウンロードすると、割引できます!」と声をかけてくれた。

私はすかさずスマホを取り出し、アプリをダウンロードして、母の買い物の割引に成功したけれど、母は遠い目をしながら
「え? あぷり? ダウンロード? もう、どうもややこしくて・・・ 買い物が難しいわ。ひとりじゃ来られない。」と。

あ~、母も年を取ったなぁ・・・
なんて、ちょっぴり寂しい気持ちになった。

でも、考えてみれば当たり前だ。
私だって、立派なアラフィフ。

母にだって、私と同じように時間は流れているのだ。

昔は、母と手をつないで一緒に歩いていた。
いつの間にか、母の背中を追いかけるように歩くようになった。
そして今では、母の歩幅に合わせて、腕を組んで一緒に歩いている。

色々なものが少しずつ変わっていく。
それは仕方のないことなのかもしれない。

でも、母と一緒に過ごせる時間、母とこうして買い物に行ける時間。

そんな当たり前のようで当たり前ではない時間を、もっともっと大切にしたいと思った。

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