見出し画像

齋藤飛鳥「言葉の記録」(2024年冬・インタビュー全集 要約版)

 2024年7月~12月の間、主にドラマ&映画【推しの子】公開に際して掲載された、齋藤飛鳥さんへの各種インタビュー記事を対象とした、彼女の「言葉の記録」です。(一部、ごく小規模な記事は省略)
 以下に記す記録は、すべて要約版です。彼女の言葉を振り返るときのインデックスとして使って下さい。出来るだけ本人の言葉をそのまま使っていますが、内容を見るときはかならず原典に立ち戻り、本人の言葉で受け取るようにしてください。


2024年7月

2024.07.12公開 ガラスガール

https://glassgirl.info/article/post-21403/
・卒業後、良い感じで力が抜けたと言われる
・肩の荷が下りた実感はないが自分の時間は出来た
・納得できるオファーを受けたい
・自分がやる意味を理解できる仕事をしたい
・【推しの子】のオファーは一度断った
・伝説のアイドルを演じるプレッシャーというか怖さはあった
・卒業して、またアイドルをやるのはどうなのか
・もう25歳にもなって荒波に足を踏み入れたくなかった
・アイの"陰"の部分を表現してほしいと言われた
・アイと齋藤飛鳥の二面性の共通点には納得した
・アイに共感している感じは出さないようにした
・すべてのシーンがしんどかった アイは100%楽しんでいない
・アイが本当のところどういう人なのかはまだ分からない
・アイドルを一番わかりやすくしたらアイになる
・自分がやっていたアイドルも、アイみたいなアイドルも間違いじゃない
・卒業コンサートは慌ただしくて記憶が薄い
・休息のために旅行に行くことが増えた
・目指している場所はない、乃木坂で十分。いまは「余生」
・25歳でアイをやることは一番気にしていた
・でも若いころならプレッシャーが強すぎた
・余生だからこそ、もう命も惜しくないしやってやろう
・アイドル人生やり残したことはないが、もっと自分を愛せたよなと思う

2024年8月

2024.08.08公開 PARCO CRUISE

https://shibuya.parco.jp/feature/detail/?id=7462
・香りによって人を覚えたりもする
・自分の香りを覚えてくれている人はうれしい
・美しい人とは、素直な人
https://shibuya.parco.jp/feature/detail/?id=7455
・洋服によって気持ちが変わる
・センスとは、自分の好き・嫌いを持っていること
・青や緑の寒色系か、白・黒が好き
・安部公房『砂の女』から得た「あきらめを持つこと」
・乃木坂12年間で一番変わったのは明るくなったこと
https://shibuya.parco.jp/feature/detail/?id=7454
・グループにいたころはみんなのためにという責任感
・個人で仕事をするのは自分にすべて帰ってくる覚悟がある
・質素で地味でもいいから小さな幸せを大事にしたい

2024年9月

2024.09.25発売 TVstation 2024年20号 (p99-101)

・牧村美央は自分の意思をはっきり持っている人
・美央の背景を大事にして演じていきたい
・柳楽さんのつくる世界を楽しみにしてきた
・ライオンの隠れ家の現場の空気感が好き
・自身のお兄ちゃんのことも思い出す
・飛鳥流の人間力 最後は笑いに変えたい

2024年10月

2024.10.24発売 月刊TVnavi 2024年12月号 (p24-25)

・美央の背景を大事にして演じていきたい
・子どもたちと接して戸惑いつつ楽しめている
・柳楽さんが現場で出す暖かい空気感
・毎朝のルーティーン アイスコーヒー

2024.10.24発売 月刊TVfan 2024年12月号 (p172-173)

・子どもたちと接して新鮮な体験をした
・ライオンの隠れ家の兄弟愛と自身のお兄ちゃん
・凪のような生活にあこがれて(凪レベルは6)
・ハプニングは最後は自分で乗り越えたい
・演じることの難しさと今後の芝居について

2024.10.31発売 STAGEnavi vol.97 (p78-81)

・柳楽さんと坂東さんの空気感が好き
・美央の背景を大事にして演じていきたい
・学びはあるが演技の正解が解らない まだ楽しいとは違う
・乃木坂46にいたころはライブが一番だった
・今後舞台に立つなら覚悟が必要
・ファンからのレターや質問返しが楽しい
・生配信やSNSでのリアクションで応援を実感している

2024年11月

2024.11.02放送 アナザースカイ

https://note.com/colorful_pencil/n/n27dee2bcaec7
・太陽の塔に魅かれて大阪へ来ている
・ガヤガヤした町中華がいまは肌に合う
・アイドルは大満足でやりきった
・引退はリアルに考えた
・続けることにした母の言葉
・母はいつも大事な時にお参りしてくれていた
・アイドルという仕事と「呪い」
・10年後は続けていないと思う
・大阪は、齋藤飛鳥の「重い鎧を脱げる場所」
・笑いは一番伝わる「愛」
・人間として女性として穏やかに健やかに生きていくことを大切にしたい

2024.11.20発売 SWITCH 2024年12月号

齋藤飛鳥の現在地点
《わたしのすべてがあった場所》(p22-27)

・卒コンのタイミングもあり、スムーズに卒業できた。寂しくなかった。
・幼稚園時代は活発だったが、小学生になって人と関わらなくなった
・小学生時代に劇団に入ったが、やる気が無く上手くいかなかった
・乃木坂のオーディションは一度落ちて敗者復活で通った
・乃木坂は、お姉さんたちに会えるのが楽しかった
・当時から、その場の空気を読んで振舞うようにしていた
・選抜に対する悔しい気持ちは最初はなかったが、徐々に意識してきた
・アンダーライブがあったから腐らずに頑張れた
・初センターは荷が重かった。なぜ私なんだろうと思った
・当時のフロントメンバーに比べて見劣りしていると思っていた
・もう少し準備期間がほしかったと思った
・裸足でSummerのあといい意味で力が抜けた ピークでひねくれていた時期
・物事を複雑に考えるようになり、一人で考え込む時間が増えた
・インフルエンサーで有名になり、人生をかけた仕事だということに気づく
・いつかできるから今日できるで舞台と被って歌番組に出られない悔しさ
・グループの中での立ち振る舞い、グループとして売れるには、を考えた
・協調性はなかったので自分だけが浮いている自覚はあった
・後輩が新センターになる時はとにかく理解してもらえるように動いた
・白石卒業あたりから卒業を意識し始めたが、どっちでもよかった
・三期生が好きだから、三期生の選抜をもっと見たかった
・そのためには一期生の自分が抜けないといけないことに気づいた
・女優とかほかの目標があって卒業したわけではない
・いつまでも前にいて、グループとして飽きられるのが怖かった
・女性アイドルはアイドル寿命が短いと言われるが、新しい風が入るのはいいこと
・アイドルを辞めることより乃木坂を辞めることのほうが大きい
・卒業は第一の人生の終わり。女優をやりたいわけでもない。乃木坂以外には何もない
・アイドルが好きなのか、乃木坂が好きなのか分からないままの方がいい
・東京ドームで自分の名前の付いたライブの景色を見たらもう思い残すことはない
《もう一度わたしを取り戻すために》(p38-41)
・卒業後は本当に何も考えていなかった。事務所に残るかも考えていなかった。
・卒コン後のモチベーションがそもそも無いので、気力を失うことはなかった。
・引退も考えた。有名になりたい、人気者になりたいという気持ちは無い。
・頂いた仕事に対しちゃんと打ち返していければよい
・周りの人が楽しそうに、穏やかに過ごしていられればそれでいい
・相手が「齋藤飛鳥」に期待するものを返してきた
・自分を100%出していくアイドルもいるけど、自分には向いていなかった
・悪い意味ではなく、自分と、ファンやスポンサーのお互いにプラスになるように
・アイドルを辞めてもその考え方は変わらない
・アイドルの仕事はライブが一番好き。ステージの上が一番乃木坂の一員になれた
・ステージは大変だけど、大勢の人が全国からその姿を見るためだけに来てくれる
・お芝居は楽しい瞬間はあるけど、本当に好きとは言えない
・肩書きはいらない。「いいです、ただの齋藤飛鳥で」
・アイドルも芝居も、評価は周りから受けるもの。自己評価は無い。
・写真の撮影でも同じ。どう見られたいかという欲はない。
・褒められても素直には受け取れない。本当の意味の手応えは感じたことが無い。
・相手の俳優と良いラリーが出来たり、齋藤飛鳥に見えなかった瞬間は楽しい
・責任を持って自分の出来るものを選んで、一生懸命返していくのが今
・ライオンの隠れ家はなぜオファーされたのか分からない
・常に芝居の第一線で活躍する柳楽さんを見てみたくて受けた
・芝居のことはまだ何もわからない(と言っていると怒られそう)
・芝居を追及している人がどういう人間なのか気になった
・自分はただ乃木坂が好きでやってきた 11年突き詰めてきた自負がある
・対象を乃木坂からほかのものに移行するのに失敗した
・ずっと突き詰めている人の熱さは自分にはないので憧れる
・人として平和に暮らすことを突き詰めていきたい
・今は自分だけの評価なので評価を気にするより静かな暮らしをしたい
・アイドルは華やかすぎたので下町生まれの感性を取り戻している
《【推しの子】監督対談 アイドルの正しさについて》(p52-55)
・原作やアニメをみてアイを知って、即答で断った
・これをわたしがやる意味が分かりません、と思った
・アイの人間性、心の奥にある暗い部分を表現してほしいと言われた
・アイとリンクするからお願いしているとどストレートに言われた
・乃木坂では華やかな場所にいてギャップも感じていた
・アイを演じることで昇華できればと思った
・映像研でもリンクする部分は監督に指摘された
・人に見られる人生じゃなかったら浅草みどりみたいだったかもしれない
・アイの過去や目的や未来を想像したが分からなかった
・無理に寄せようとか憑依させようとかはしなかった
・齋藤飛鳥と星野アイを比べて考察する人もいるだろうと思った
・なりきろうとするよりも実写ならではのリアリティを求めた
・自分で見つけたポジションがあって、常に齋藤飛鳥とアイで半々だった
・世間が思う齋藤飛鳥と世間が思う星野アイの塩梅を調整しながら
・フラットに芝居をする 空っぽのコップのようにすべてを受け入れる
・演じ終えた後もアイのことはよくわからなかった
・アイを通じてアイドルという職業へのリスペクトが深まった
・アイみたいな王道アイドルも正解だし、齋藤飛鳥みたいな邪道も正解
・すべてを認めてもらえた気持ちになった。このタイミングで経験出来てよかった
《柳楽優弥対談 役を演じる、自分を演じる》(p62-67)
・柳楽優弥に"本物の役者"を見た。器の大きさが違う。
・牧村美央ちゃんとして小森家のつくる空間のアクセントになれたら
・柳楽優弥と齋藤飛鳥は似ている 孤高のカリスマ性
・アイドルとして「演じること」を続けてきたのかもしれない

2024.11.20発売 non-no 2025年1・2月合併号 (p56-61)

・カメラの前に立っても自然体
・休日には同じものを着るスティーブ・ジョブズスタイル
・ファミレスで"おひとりさま"が好き
・友達が決めてくれる旅程に乗っかる
・アイを演じてもまだ本質は分からないが、人間味あふれている人
・自分もすぐに「嘘」をつく

2024.11.21発売 東京カレンダー 2025年1月号 (p30-51)

・アイを演じたことの大きさと世間の反応の怖さ
・実写化する理由、生身の人間が演じる説得力
・「噓はとびきりの愛」のアイの本心と人間味
・自分から発信するものは嘘をつく、嘘であることも言う
・アイは逃げることなく嘘をつき通す、そこが自分との違い
・子どもがアイドルを志望したら止めちゃうかも
・東京ドームで終えた幸せなアイドル人生
・努力だけじゃなく、出会いに恵まれて運がよかった
・今の乃木坂46はとんでもなくかわいい。ライブも見ている。
・賛でも否でも真摯に受け止めたい
・怒られたら悲しいけど、褒められても自分の手柄じゃないと感じる
・女優っていう肩書きはまだむず痒い
・肩書きはともかく、頂いたお仕事では役目を果たしたい
・平和に穏やかに暮らせれば。これ以上は求めない。

2024.11.28公開 モデルプレス

https://mdpr.jp/interview/detail/4437064
・アイのオファーはうれしい気持ちもあったが、出来ないと思い断った
・プライドや自信は持ちつつもずっと不安だった
・アイの底抜けの明るさは出来なかったので苦戦した
・ライブシーンは経験が生きたが、子育てシーンは苦戦した
・アイを演じることでどんなアイドルも正解だと思えた
・おおきな作品に参加出来たことはうれしかった
https://mdpr.jp/interview/detail/4437069
・アイドルから離れてから見ると改めて華やかに見える
・不安や悲しみは自分で乗り越えてきた「あきらめの気持ち」
・夢を追うことも大切だが、人生として幸せになるようなポジティブな諦めも大切
・自分が常にフラットでいることが大切

2024.11.28公開 ORICON NEWS

https://www.oricon.co.jp/news/2354189/full/
・アイ役は自分が背負うには難しいと思った
・制作人の【推しの子】愛や熱意を感じた
・アイと齋藤飛鳥は全く違うので「齋藤飛鳥」像にも影響するんじゃないかと思った
・アイもネガティブで繊細な部分があり、共感出来る部分があった
・アイドルとしては全く違う。アイと自分は真逆の位置にある
・アイのように表では常にキラキラしているのは、強さでもあるし弱さでもある
・出来るならキラキラアイドルになってみたかったが出来なかった
https://www.oricon.co.jp/news/2355586/full/
・一度離れるとアイドルは無理かと思ったが、意外とすぐ戻れた
・自分を100%消すのではなく、自分とアイの塩梅を調整して演じた
・後輩が出演する乃木坂46のライブは自分がいたと思えないぐらい輝いている
・山下美月卒業コンサートにも行った。幸せになってくれという気持ちでいっぱい
・アイが刺されるシーンの子役2人の頑張りがすごかった
・2日に分けて撮影した。プレッシャーをかけられていた
・母親感を出し過ぎてもアイじゃない。いい塩梅を探した。
・アイを演じることについて、100点ではないが今の自分が出せるものは出せた
・アイ役は楽しくはなかった。誰かもっとアイを愛してあげてほしかった

2024.11.28公開 BuzzFeed

https://www.buzzfeed.com/jp/yuikashima/asuka-saito-oshinoko
・アイ役は「私よりもっといい人がいるのではないか」と思った
・自身はアイのような究極のアイドルではないので
・卒業公演を控えて「芝居であってもう一度アイドルをやる」ことになる
・そのことでファンがどう思うのかも気になった
・アイの心の動きや暗い面を描きたいと言われ腑に落ちた
・アイを演じる中で、自分のキャラクターに寄せるところは共感した
・キャラは後からついてくるものだと気づいたときもあった
・洋楽は家族の影響だが、UKロック好きはただのイキりだった
・洋楽が好きと言って面白がってもらえて「いい生き方を見つけた」と思った
・グループは平和だった。自分個人よりもグループのことを考える人が多かった
・代表曲が無い課題があった。団結力につながった
・推ししか見えないファンは11年間で減った。箱推しが増えた。
・アイは自分のイメージを崩したくなかったんだと思う。
・上手な嘘をつく気持ちはわかる。愛を伝えようと一生懸命だったんだろう
・私はすきだよと言われても好きだよとは言えない。
・形を変えてちょっとでも愛情を伝えたい気持ちはある
・推しの数だけ究極の形があって、ファンの数だけ推し方がある

2024.11.28公開 GQ HYPE

https://www.gqjapan.jp/article/20241128-asuka-saito-hype
・アイを演じることのプレッシャーは現場に入るまでに消化をしていた
・刺されるシーンについても特別視はしていなかった
・何日かに分けて何回も撮影した
・【推しの子】が大きなコンテンツで特にアイは特別な存在
・誰が演じても批判的な感情や否定的な意見はあると思う
・制作陣がみな【推しの子】を愛していた。その渦に飛び込んでいく怖さはあった
・ただ実写化としての再現ではなく、漫画やアニメにはない人間味や闇を作りこみたいと言われた
・自分も王道ではなかったし、闇のあるアイドルは当時はあまりいなくてそれでもやり続けた
・卒業のタイミングでオファーが来たことに不思議な縁を感じた
・アイは完璧なアイドルに「なろうとしている」部分が人を熱狂させたのではないか
・分かる人には見えていて、究極のアイドル像を演じきった彼女のプライドに惹かれたのではないか
・どんなアイドルも正解だと思えた 王道じゃなかった自分をようやく認められた
・アイドル時代は病んだり落ち込むのはいらない感情だと気を張っていた
・今は人間としてちゃんと生きていこうとしている
・今の人生の目標は「豊かに、穏やかに平凡に生きていくこと」
・アイを通じてアイドル・齋藤飛鳥をきれいに見納めしてほしい
・今の生活は穏やかでありながらも何かを伝えたい

2024.11.28公開 Yahoo!ニュース特集

https://news.yahoo.co.jp/articles/342bd55f4b7c3056b5d0cc090408d9cf946136d4
・影の部分を持つ齋藤飛鳥ならアイを演じられると思った
・小学校低学年の頃は活発な子供だったが、小5のころから周囲と合わなくなった
・無理に合わせようとしても合わせられず、窮屈になって登校回数が減った
・時々行けばチクチクした言葉や態度を受けることがった
・母はそんな状況を認めてくれた 心配する様子を見せず
・学校に行かない代わりに読書から学んだ
・言葉にすがって安心する材料にはしなかった
・乃木坂に入って居場所を見つけた。中学にも行かなくなった
・高校生デビューも失敗した。普通の学生は合わないと気づいた
・乃木坂という帰れる場所が出来て、どうあがいても合わない場所があると思えた
・乃木坂でしか学べなかったこともたくさんあり、後悔はしていない
・アイドルとして頑張れるだけでガッツがあるしそれだけでいいと思えた
・自分のいる環境が合わないなら逃げてもいい
・あらゆることに愛を意識すれば、些細なことでも幸せに感じられる
・人間の原動力の根底には愛がある

2024年12月

2024.12.04発売 anan 2425号 (p14-21)

・おしゃれは背伸びするよりも良いものを長く楽しむ
・温活はごはん。冬の食卓は鍋一択
・アイが何をしてきて何をしたい人なのか全く分からなかった
・演じて分かったアイの人間味
・アイは愛に対して人より考え込み、飢えていた
・子どもと接していても楽しくない 愛してるさえ言えない
・刺された場面は、12年アイドル人生を送ってきた私だから表現できた
・5年6年やったくらいの私では表現出来なかった
・どんな人間性すらも魅力になるアイドルの凄さ
・転生したらアイドルはもういい
・地方に生まれて目立たない一生を送りたい
・いまも、穏やかで小さな幸せがあれば十分
・自分だけが心地よくてもダメ 周りの人たちも穏やかにしたい

2024.12.11発売 Quick Japan vol.175

詩を紡ぐ身体
《感性と言葉の原点-映画・文学・音楽》(p19-32)

・波風の立たない平凡な人生の素敵さがある。人生に芯があればいい。
・齋藤飛鳥がどういうイメージなのかは見る人に委ねるしかない
・アイドル時代はまわりのイメージに合わせるようにしてきた
・今は周りの声も意図的に見ないようにしている、受け取る声は絞っている
・「何かあれば逃げればいい」大切にしている「諦念」という考え
・期待しないようにしていたが、どうしても期待してしまう。そこに揺らぎがある
・年を重ねた今は、少し期待はするようなった
・世の中の出来事は、どの立場に立つかによって見え方が変わってくる
・不可解な描写や、理解不能なものに惹かれる
・大人扱いされなかったから、嫌なもの、悪いものへの探求心があった
・王道のメッセージが届くくらい丸くなった
・自分のやりたいことのためよりも、自分も周りも幸せでいたい
・自分が得たものを人に与えられるようになったら、豊かな人生を送れる
・10代を振り返ると、生きづらくしていたのは自分自身だったと思う
・きれい事も「きれい事でもいいじゃん」と受け取れるようになった
《まっすぐ自分の芯を持って生きられたら、それでいい》(p73-83)
・卒コンまで日が空いて、後輩たちは次に進んでいるのに申し訳ない気持ちがあった
・乃木坂を卒業すること以外何も決めていなかった 引退も視野にあった
・引退も視野にあったことを改めて伝える必要があるのかは分からない
・時間に余裕が出来て、人生を充実させたいと思った コーヒーを淹れる時間
・乃木坂46の最初は純粋に楽しかったが、見られることの大変さに気付いた
・キャラクターを作っていくのに苦戦した
・一定の年齢になってからは「病む」ことが全くなかった
・本や映画でいろんな価値観を持っていたからフラットに受け止めていた
・ひねくれていたので「何事にも期待しない」と言ってきた
・あきらめるのは悪いことではないと理解していた
・素の自分ではないキャラ付けをしていたから「病む」こともなかった
・周囲から言われるイメージに乗っかっていった
・「素の自分」として確固たるものがあるわけでもない
・今でも「表に出るほうの齋藤飛鳥」を経由して出している
・乃木坂時代は、齋藤飛鳥のイメージを崩さないようにしていた
・今は、身近な人にはよく見られたい。一緒に働くなら楽しい方がいい
・今でも言い方や表情に反省することは多々あるが、取り繕える人間じゃない
・誤解は訂正するが、よく思われたいための訂正ならいらない
・ダメなところはダメ、ダサいところはダサい、性格悪いところは性格悪い、でいい
・他人に厳しく自分に甘いので、人には思ってしまう
・他人の嫌な部分に執着はしない。自分の言葉他人を変えられるとは思わない
・グループ時代には乃木坂への影響を気にして出来なかった仕事も出来ている
・個人だけの評価になる方がプレッシャーは小さい
・乃木坂の看板はないので大きな仕事はない
・個人の看板もきれいではない きれいには保っているが、特殊なので
・卒業で「齋藤飛鳥」のイメージをガラッと変えたつもりはない
・キャラも分かってもらえているからドン引きする仕事も来ない
・自分にオファーが来た意図や意味が明確であれば受けやすい
・【推しの子】のオファーは熱意と、自分である理由に納得したので受けた
・「私は責任は持てません」とは言った
・アイドルは女優などよりも距離感が近い。卒業してパタリとなくなるのは嫌だった
・「じゃあ私はひとりでがんばりますのでさよなら」はちょっと違う
・変わらない温度感のメッセージを伝えていきたい
・グッズや自撮りや映像より、文章が時々届く方が私っぽい
・26歳として経験値はあるが、乃木坂しかない
・年齢はただの数字だと昔は思っていたが、26歳で出来なきゃいけないことは意識する
・乃木坂での経験は積んだから、年齢の割に老いた気持ち
・自分について言うと、人生は長すぎる。どう時間を埋めようか
・10代のときから長生きしたくないと思っている
・この先、かっこいい大人に離れない。
・生き方さえダサくなれればいい。自分の芯を持ち続けられれば。
・仕事の幅は年齢だけじゃなく実力も重ねていかないと
・年を重ねることで力をつける場所を変えたり、見られ方の許容範囲が広がればいい
・乃木坂以外に熱中出来ていない そういうものが見つけられるといい

2024.12.12発売 sweet 2025年1月号 (p14-23)

・ライブシーンはすんなり踊れてブランクは感じなかった
・アイドル役を卒業後にやることに拒否反応はあった
・最初はファンにどう受け入れられるか不安だった
・始まってみるとすんなり役に入れた
・愛情深い大家族の母親役なら無理だった
・不器用な母親役だったから出来た
・大きいコンテンツの重要な役をやるプレッシャーはあった
・ほかのキャストは最初から【推しの子】愛が強かった
・すごい深堀して原作を読むよりほどよい距離感でよかった
・アイの人間味、不器用さ、臆病さを大事に演じた
・原作のコピーではなく人間がやる意味を持たせた
・ふとした時の暗い表情 人間でしか表現できない
・アイドルを全うしようとするアイの姿が若い子の刺激になれば
・子どもがいる母親にも、改めて子どもの存在を考えるきっかけに
・子どもを産むか迷っている人にも、夢との両立を考えるきっかけに
・アニメよりも現実的に影響を与えられる作品 軽いタッチでは描いていない

2024.12.12発売 ar 2025年1・2月合併号 (p14-21)

・今一番会いたいのはお父さん ちゃんと酒を交わしたことがない
・自分も他人も許せるようになることが大人になること
・自分を守るため、周囲と円滑に生きていくために他人や自分を認める
・アイドル時代は完璧じゃないと嫌だった
・自分のこだわりを減らす 他人の意見に寄り添ってみる
・年齢を重ねても、想像していたより自分が子どもに感じる
・何かに執着するより自分の芯を持ってさっぱりと生きたい
・お仕事にも人にも恋愛にもさらりと生きていける大人がかっこいい
・何事も許して、何事も笑いに変えられるようになった
・乃木坂46は生涯かけての推し。唯一無二の存在。
・卒業した今もずっと推し。一生変わらない
・ストレスを溜めないことが大事 ご飯やウォーキング
・卒業後はマイペースに仕事もプライベートも過ごせている
・生まれ変わったら自然に囲まれながら豊かな暮らしをしたい
・泳げないのでマリンスポーツに手を出したい
・好きな言葉「最後は笑いに変えるから」
・演じるうえでアイを100%理解しなくてもいい 気にし過ぎない
・アイの不器用で人間らしい部分は共感出来た
・2024年は仕事もプライベートも平和で穏やかだった
・周りの人たちがそういう環境を作ろうとしてくれた
・仕事の明確な目標は無いけど、いろんなことを経験させてもらった
・アクアとルビーの子役のプロ意識がすごかった

2024.12.19発売 BARFOUT! 2025年1月号 (p14-23)

・アイ役のオファー 最初率直に自分には出来ないと思った
・オファーを受けたのは卒業間近の時期
・私はアイとは違うしどこを取っても私である必要が無い
・10年以上やってきたアイドルの経験が生かせるかも
・アイは何が本心か分からない 歩み寄っても分からなかった
・逆に割り切って演じることにした
・完璧だけど繊細で暗い部分がある
・自分はそれを見せて甘えるけどアイは見せない
・それはアイの強さでもあるが弱さの裏返しでもある
・アイのことを「もうちょっと誰かが愛してあげなきゃいけなかった」
・キラキラアイドルも毒舌キャラも失敗した
・自分が考えていることを表で悟られないようにした
・自分も嘘をつくが、それは自分を守るため
・アイは純粋に周りのために嘘をついていた
・自分にとっては嘘は大きな鎧
・みんなが持っている齋藤飛鳥像から離れないようにする
・ライブシーンは楽しかった 乃木坂時代の抜け感とは違う完璧なアイドルをやれた
・アイを演じて、やっぱりアイドルという職業は最高だと思った
・【推しの子】を通じてアイドルに対する偏見が減ればいい
・現実世界の色んなアイドルも崇めてほしい
・アイ役は20歳のころなら務まらなかった
・卒業して1人になって人生について考えるようになった
・芝居でも撮影でも、人としての重みが出せるようになったらいい

2024.12.20発売 MAQUIA 2025年2月号 (p30-34)

・チャームポイントはない。どこをチャーミングだと思うかは人それぞれ
・食事中はスマホを見ない きちんと向き合う
・太っても痩せても別にオッケー でも健康だけは守りたい
・美しいと思う人は、生き方や内面が魅力的 恥ずかしくない生き方をしたい
・心の中の大部分は美味しいものと平和、平穏な暮らし
・あこがれの人はいない 身近な人の素敵な部分を吸収する
・MBTIとかにまだついていけないような性格
・物事を決めるときは、必ず一晩寝かせたい派
・自分だけがいい気持ちになるのではなく周りの人も穏やかに仕事が出来たら
・最近は刺激のない生活を求めているし、凪のような生活を送っている
・大事にしているマインドは、愛を持つこと
・2025年も、美味しいものを食べて平和に暮らせていければ最高
・かっこよくなくても、ダサくてもいいから、自分が信じられることや人を大事に出来る人になりたい

2024.12.20発行 映画【推しの子】-The Final Act- パンフレット

・オファーを受けて「なぜ、私なんだろう」と思って断った
・アイを演じたい方、似合う方もたくさんいるだろうし、私も卒業が決まっていた時期だった
・作品に対する情熱を聞いて、協力したい気持ちになった
・かわいい女優やタレント、アイドルもたくさんいる中であえて選んでくれた熱意を感じた
・アイの持つ過去や影を表現するうえで自分の経験を活かせると思った
・アイドルスマイルは得意じゃないのでアニメや原作を意識した
・「愛してるって言っているうちに、嘘はいつか本当になるかも」に共感した
・ライブシーンのエキストラの頑張りに背中を押された
・アイを演じられたことは特別な経験になった