二重らせん 20240221
やってしまいました。
三日坊主。。でもだからってやめない。
気をとりなおして、今日も書いてゆきます。
昨日は濃い霧に覆われた朝でした。
でも、霧が出るのは春が来たサイン。
Spring has come、です。
まだ豊島に嫁ぐ前、埼玉で勤めていた職場は医大の研究室でした。
薬剤や機械を使い、マウスのDNA型を判別したり、先生の研究や実験のサポートをしたり。
生命の一端について学ぶことは、それまで完全文系脳だったわたしには未知の領域だったけれど、ひとつまたひとつと理解るたびに、本当に勉強になったし面白かった。
細胞たちが、必死でその人を生かそうとして働いていることを知ったし、そんな身体は、とても強くて逞しくて、同時にとても脆いことも。
医大の駐車場には、春になるとフェンス沿いに桜が満開になりました。
花開く様も散り際の花びらもすごく綺麗なのに、なぜだか虚しくて空しくて仕方なくて。
わたしはやっぱり梅の方が好きだな、と静かに思ったものでした。
今でも、あの時一生懸命に向き合った、DNAの二重螺旋が夢に出てくる時があります。
極めて精密で、果てしなく頼りない、二重螺旋。
そんな朝は、深呼吸をして、自分を思い切り大切に扱ってあげようと思うのです。
そんなふうに思える朝が、わたしや誰かの人生にできるだけ多く訪れたらいいなと思う今日この頃です。
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