うみ 20240315
楽しいことを企んでいます。
楽しいことを企むときというのは、企んでいる本人たちがいちばん楽しいのですね。
別に取り立ててなんの役にも立たない、ただ大笑いするためだけのくわだてを、真剣になって話している自分たちを、とてもいとおしいとおもう。
企画内容は近日公開です。お楽しみに。
津田の海は、春の潮を波打ち際に寄せながら、もう夏を呼ぼうとしていました。
豊島の海とはまたちょっと違う、あっけらかんとしていて、忘れることを厭わない、自由を湛えた海。
青の中に混じる遠い国のエメラルド。
旋回する鳶の、明日を招くつばさ。
白砂がこの手に返してくれる記憶の名残り。
いつだって、どこでだって、ひとは何度でも自分の海に立ち、何度も泣いて、やがて海を背にして笑うのでしょう。
この津田の海も、必ず誰かの「海」なのだとおもうと、おかえりって叫んで走り出したくなる。
わたし達は子供みたいに3人で手をつないで、津田をあとにしました。
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